あなたのタイムラインにも…。要注意な「Twitter妖怪」5つのタイプと浄化方法
あっという間に世界中に広まったTwitter。今では猫も杓子も芸能人も小学一年生の女の子も、世界の覇者の米大統領だってみんなTwitterをやっています。
まるで『Twitterをやらずんば人間にあらず』というぐらいに普及してしまったコミュニケーションツールですが、それだけ人が増えると困った利用者も増えてきます。中には、『現代の妖怪』と呼べるほどの困ったちゃんも。
今回は、日本でのサービス当初以来、利用歴六年のTwitter廃人……ではなくTwitterのプロである筆者が、これまで見てきたTwitter妖怪をご紹介します。そして、Twitter妖怪を浄化するための対策も合わせてご紹介しましょう。
■その1・空リプ妖怪
誰にリプライしているわけでもないのに、突然ぼそっと会話を始めるのが『空リプ妖怪』です。しかもその内容が「こういう女むかつく」とか「人間としてどうかと思う」などといった批判が多いため、読んでいるほうは「え!? 私のこと!? 全人類の50パーセントは女だけどそのうちの私のこと!?」「人間!? つまり私が該当してるから私のこと怒られてる!?」などとかなり胸に刺さります。ダメージ1億ぐらい楽に行きます。
あんまりしょっちゅう空リプ妖怪に出没されると、身も心も疲弊しきって最後の手段(=ブロック)を取りたくなることもあるでしょう。
<浄化の仕方>
だけど、ちょっと待ってください! それは本当に「貴方への批判」でしょうか!? ひょっとしたら、いえ、かなりの割合で、「その人にしか見えない誰かが見えてる」可能性があります。そう、彼や彼女は「想像上の敵と戦っている」のです。
壮絶な戦いを繰り広げる空リプ妖怪には、いたわりの言葉をかけてあげましょう。空リプ妖怪のツイートに「いつもお疲れ様です」「誰と戦っていらっしゃるんですか?」などと優しい声をかければ、空リプ妖怪は癒されて浄化されてしまうことでしょう。
■その2・RT爆撃妖怪
ひたすら他人様のつぶやきをリツイートしまくる妖怪、それがRT爆撃妖怪です。その数たるや毎分20RT、地上のすべてを燃やし尽くす勢いでリツイートします。
瞬く間にタイムラインはその人のRTだけで埋まってしまい、「ま、待って! ちょっと待って!」とこっちが思っているうちにまた100RTぐらいされます。慈悲はありません。最近公式にも導入されたリツイート非表示機能に、震える手を伸ばしたくなりますよね。
<浄化の仕方>
ですが、本当にいいんですか……? その禁断の魔法を使っちゃっても、いいんですか……?
ちょっとだけ、もう片方の手で震える手を握り締め、考えてみましょう。もしかしたらRT爆撃妖怪は、「1秒間に何回RTできるか……!」という己の可能性に挑戦しているのかもしれません。Twitterに連射機能を搭載しようとしているのかもしれません。
毎日頑張ってRT連射をしているRT爆撃妖怪には、「今日は500回もリツイートなさいましたね。新記録達成おめでとうございます!」とねぎらってあげましょう。それを聞いたRT爆撃妖怪は「俺はやった……やったんだ……」と真っ白になって浄化されるでしょう。
■その3・あきんど妖怪
「わぁい新しいフォロワーさんだ! どんな人だろうわくわく!」という期待を粉微塵に打ち砕くのが、宣伝ツイートしかしない『あきんど妖怪』です。
プロフィールには「スノーボードとマザーボードが大好きな板前です」なんて書いてあって個人アカウントとしか思えないのに、朝から晩まで商売、商売。
「こんなに化粧品ばっかり宣伝されても……わたし男なんだけどどうしたら……あっ、でも1980円のマスカラは安いかも……買っちゃう? 買っちゃう?」と悩んでしまいますよね。
<浄化の仕方>
あきんど妖怪の原動力は金欲。狙っているのは貴方の財布です。なので、あきんど妖怪にはせっせと「お金ないアピール」をしましょう。
「ブランド物のバッグが大特価1万円!」というツイートに対しては「うーん、ちょっと高いかな? なんとか百円になりませんか?」と値切りリプライをしてみたり、「期間限定セール中です!」というツイートに対しては、「今、財布に5円しかありません。出世払いで買うことは可能でしょうか。どうぞよろしくお願いいたします」と打診してみたり。
そういったリプライを繰り返すうちに、あきんど妖怪は「あ、この人貧乏なんだ!」と悟り、商売のターゲットにならなくなった貴方とは個人的なお友達になろうと考え始めるでしょう。
■その4・タメ口妖怪
タメ口妖怪は、初対面なのにいきなり「ですます」抜きでリプライしてきます。「マナー!? そんなの知ったことか! 俺は! この! 喋り方が好きなんだ!」と主張しているかのように、それからもずっとタメ口。あまりにも馴れ馴れしすぎるリプライに、イラッと来てしまうことも多々あるでしょう。
<浄化の仕方>
でも、ブロックするのは少し待って! なぜその人はやたらと親しげなんでしょうか? フレンドリーさが全身から溢れ出しているんでしょうか?
ひょっとしたら……初対面ではないのではないでしょうか……?
可能性として考えられるのは二つ。
まず、「その人は実は自分のお母さん」だという可能性です。
怖いですね。非常に怖ろしいですね。ブロックなんてしたら、一階からドタバタと足音が鳴り響いてきて、部屋に乗り込まれるかもしれません。また、変態チックだったり弾けていたりするツイートをしたら、晩御飯のときに「ねえ、サトシ。あなたの今日のツイートのことだけど」と重々しい口調で切り出されるでしょう。
次の可能性。
「その人は前世からの知り合い」なのかもしれません。「前世では恋人」「前世では兄妹」「前世では猫とネズミ」等々、いろんな関係があり得るでしょう。
その人は前世でのあなたのことを思い出したけれど、あなたにはなかなか言い出せない。気付いてくれるのを待っている……という、切ない事情が考えられます。さあ、気付いてあげましょう!
■その5・コミュニケーション不可妖怪
一番厄介なのが、この妖怪です。日本語がまったく通じないからです。
ずっと日本語のツイートだけしていたのに、知らないあいだに海外の方からフォローされている……なんて経験をしたことがありませんか? 筆者はあります。なんだか貴重なので喜んでおりましたが、本当は喜ぶどころではなかったのです……。
<浄化の仕方>
なぜなら、コミュニケーション不可妖怪は、「外国のスパイ」の可能性があるからです。あなたが行ったなにかのツイートが諜報機関の目に留まり、監視されることになってしまったのです。
この妖怪を浄化するには、慎重に次の手順を踏む必要があります。さもなければ死にます。
・一般市民であることをアピールするため、「今日はラーメン食べてきた!」と庶民的な写真を毎晩アップする。
・「艦隊」や「夜戦」等のツイートはしばらく控える。軍部の関係者だと誤解されます。
・「パソコンも携帯も使ったことなくて〜」と機械オンチを一日に一回ツイートでアピールすることで、監視の価値なしと思わせる。
・日曜日の朝には「プ●キュア! プ●キュア!」とツイートすることで、小学生だと思わせる。
これで大丈夫です。コミュニケーション不可妖怪はあなたをリムーブするでしょう。平和な日本人の生活に戻ってください。
■まとめ
Twitterは楽しいツール。だけど、怖い部分もたくさんあります。
これは余談ですが、自分や知り合いの顔写真をTwitterに載せるのはやめましょう。ネットに拡散して収拾が付かなくなります。
顔写真があれば、なんでもできますよね? 写真に火をつけて呪いの儀式を行ったりとか……とにかく危ないのです。
きちんと警戒心と、そしてTwitter妖怪たちへの優しい心を失わなければ、快適なTwitterライフは約束されています。さあ、皆さんもご一緒にTwitter廃人になりましょう!
