サポート切れのWindows XP搭載PCが起動不能となる問題をMicrosoftが修正
By Guilherme Tavares
2014年4月9日、Windows XPはサポート切れとなり、その長い歴史に幕を下ろしました。ところが、MicrosoftはXPサポート終了から1週間後、XP搭載PCが起動不能となっていた問題の修正を行なっています。
Antimalware Engine 1.1.10502.0 was released to customers on 17 April 2014 - Antimalware Engine Notifications - Site Home - TechNet Blogs
http://blogs.technet.com/b/enginenotifications/archive/2014/04/17/antimalware-engine-1-1-10502-0-was-released-to-customers-on-17-april-2014.aspx
http://www.neowin.net/news/microsoft-fixes-issue-that-caused-some-windows-xp-pcs-not-to-boot-up
Windows XP搭載のPCが起動不能になっていた問題は、多くのユーザーから指摘されており、Neowinのフォーラムにも投稿されていました。投稿したユーザーによると、Windows XP搭載PCでMicrosoft Security Essentials(MSE)のウイルス定義ファイルのアップデートを行なったところ、PCが起動不能になったとのこと。このユーザーが独自で調査をした結果、同じ問題に悩まされているユーザーが多数いることがわかりました。
ユーザーから指摘があった翌日、Microsoftは、MSEのウイルス定義ファイルを更新したWindows XP搭載PCが起動しない問題に対して「Antimalware Engine 1.1.10502.0」をリリースして対応。MSEをアップデートすると問題は自動的に解決されます。
今回の問題は、MSEだけではなくForefront Client Security・Forefront Endpoint Protection・Windows Intune Endpoint Protection・System Center Endpoint ProtectionをインストールしているWindows XPおよびWindows Server 2003搭載のPCで発生していたことが明らかになっていますが、別バージョンのOSでも発生する可能性があるとのこと。
なお、Windows XP向けのMSEのサポートは2014年4月9日で終了していますが、ウイルスの定義ファイルとエンジンについてのみ2015年7月まで配信される予定です。