欧州のトップクラブとの競争を制して手に入れた若き怪物。昨季の暗闇における唯一の希望の光。新たなマレク・ハムシク。将来のインテルのシンボル。それが、マテオ・コバチッチだ。だが、彼はまだワルテル・マッツァーリ監督の下で思うように活躍できていない。

もちろん、問題などではない。むしろ、マッツァーリ監督はコバチッチを強く信頼している。ただ、彼にとって、個人の力はチームのプレーの中で生きなければいけないということだ。そして何より、若いタレントにもさらなる仕事を求めているということである。

コバチッチにとって痛かったのは、キャンプ真っ最中の7月14日に負ったケガだ。右大腿直筋に負った肉離れにより、彼は1カ月以上離脱することになった。それによって、マッツァーリ監督が計画していた仕事が難しくなってしまったのである。

マッツァーリ監督が考えていたのは、彼を新たなハムシクにすることだった。だが今、コバチッチは299分間の出場にとどまっている。先発出場はわずか2試合。敵地でのカターニア戦と、中立地トリエステでのカリアリ戦だけだ。

しかし、大きなチャンスが待っているかもしれない。トリノとのデリケートな一戦に向け、インテルはコバチッチをトップ下として起用するかもしれないのだ。