ワックインターナショナル(本社:大阪府吹田市、代表取締役:豊浦弘貴)は7月30日、全国の約4割の眼科医院で導入されている「ワック」の原理を応用した家庭用の視力トレーニング健康機器「WOC−i(ワックアイ)」を同社のウェブサイトで発売した。(写真は「ワックインターナショナル」提供)

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 ワックインターナショナル(本社:大阪府吹田市、代表取締役:豊浦弘貴)は7月30日、全国の約4割の眼科医院で導入されている「ワック」の原理を応用した家庭用の視力トレーニング健康機器「WOC−i(ワックアイ)」を同社のウェブサイトで発売した。パソコンや携帯電話、ゲームなどによる眼精疲労時に、目の筋肉(毛様体筋)トレーニングを行うことによって疲労を軽減する効果がある。北里大学医療衛生学部教授の魚里博氏は、「現代社会の目は過酷な状況に置かれている。日常的に目をリラッスクさせるトレーニングを取り入れたい。特に、子どもの成長過程でみられる仮性近視は、元に戻るチャンスがあるので、緊張をリラックスさせるトレーニングは非常に有効」と語っている。(写真は「ワックインターナショナル」提供)

 目の疲労回復手段として魚里教授は、「近くのものを見続けた後は、意識的に遠くのものを数分間見るようにしたい。5メートル以上の距離をとり、ボーっと見るのではなく、遠くのものに焦点を合わせるように見ると効果的」とアドバイスする。また、満員電車で鼻先の携帯を見ているときのような寄り目については、「子どもは、どんな距離にもピントを調整することができるため、寄り目の状態が長年続くと、最悪の場合、斜視になってしまい立体視に支障が出ることもある」と注意する。

 「WOC−i」は、ディスプレイなど近くを長時間見続けることによって起こる目の毛様体筋の収縮・緊張を和らげるトレーニングや、「寄り目」による目線のずれや調節筋肉の過剰な緊張を解きほぐすストレッチなど、3つのトレーニングができる。

 「遠方視トレーニング」は、WOC−iのレンズ機構が画像を平行光線で目に映すことによって、目が無限遠方を見るときと同様な状態になり、毛様体筋の緊張を緩ませる効果がある。「平行視トレーニング」は、左右の目の正面にそれぞれ別の画像を送り、画像が立体的に見えるようにし、視線を平行状態にする。そして、「点滅トレーニング」で、瞳孔が自然に開いたり閉じたりを繰り返すことで、毛様体筋を運動させ、真っ暗な状態から風景が点灯することで「見よう」とする気持ちが高まり、遠方視トレーニングを効率化するという効果もある。

 眼科医院では両眼視簡易検査器WOC−Dシリーズが、全国の眼科医院の約4割で導入され、小中学生の近視進行予防、仮性近視の改善、訓練などで使われている。同Dシリーズ、WOC−iともに、開発・製造は、ワック(本社:京都市伏見区、代表取締役:中川貴之)。ワックインターナショナルは、一般向けにワックの製品を販売する会社。オフィスなどで使用する業務用の「WOC−i Pro」も取り扱っている。(編集担当:風間浩)