(C)2010 「最後の忠臣蔵」製作委員会

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 忠義という名の気高く美しい愛が時代を超えて人々の心を打ち、様々な形で今も語り継がれている史実「忠臣蔵」。大石内蔵助以下、赤穂浪士四十七士の討ち入り、切腹というクライマックスのその後を描いた作品である映画、それが『最後の忠臣蔵』である。この映画のプレミア試写会が本場ハリウッドで現地時間10月11日に開催された。

 試写会当日は、出演の役所広司、桜庭ななみ、監督の杉田成道、そして、ワーナーエンターテイメントジャパン株式会社代表取締役社長のウィリアム・アイアトンが招かれた舞台挨拶が行われた。また、本場、ハリウッドの映画関係者のほか、ハリウッドでも活躍している女優・桃井かおり、俳優・マシ・オカも来場。500席を越える場内もほぼ満席で熱気溢れるものとなった。

 本編上映中は、各役者の演技に笑い声などリアクションが起こり、場内は一体感に溢れていたが、終盤以降は、涙を拭う観客やすすり泣く観客も見られた。そして、上映終了時、エンドロール終了まで誰ひとりとして席を立たず、上映終了とともに万雷の拍手、スタンディングオベーションがおこり、喝采は数分間に及んだ。このことに本社スタッフも「プレミア上映と言ってもエンドロールで席を立つことはハリウッドでは普通。このスタンディングオベーションは作品が認められたということ」と驚きを語った。

 この場内の反応に対して、主演の役所広司は「一緒に製作に参加した身内(=ワーナー・ブラザースの関係者)に楽しんでいただけたのでうれしかったです。
普通だったらエンドロールで帰ってもいいところで最後まで観てもらってありがたいですね。今日の反応で日本の公開に向けて勇気が沸いてきました。」桜庭ななみは、「自分の作品が海外で上映される現場に初めて立ち会えたので、観客の反応がよくてうれしかったです。」そして、監督の杉田成道は「心配はあったけど思った以上の反応があった。(笑いが起きるシーンもあったが)伝わるところはちゃんと伝わったと思う。」と喜びを表した。

 役所広司、桜庭ななみの二人の演技は、ワーナー本社の国際担当上席副社長リチャード・フォックスにも認められた。フォックスは役所について「彼はスターだよ。ハリウッド映画だけでなく、世界中の作品において彼はスターだね。存在感が素晴らしいね。」そして桜庭について「桜庭さんは最高だった。彼女はすごくよかった。若い女の子から間もなく結婚する女性まで演技の幅が素晴らしかった。大石の娘として孫左衛門への深い愛情を示すバランスは実に見事だった。映画は本当によかった。素晴らしい仕事ぶりだね。」と賛辞を呈した。

 映画『最後の忠臣蔵』は12月18日(土) 全国ロードショーとなる。

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