23日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比56.85ポイント(1.37%)安の4106.25ポイントと反落している。
 投資家の慎重スタンスが改めて強まる流れ。中国経済の先行き不透明感が依然としてくるぶっている。先週までに発表がほぼ一巡した主要な月次経済統計では、不動産や小売など内需の不振が示された。金属市況安も重し。23日の上海期貨交易所(上海先物取引所)では、主要な非鉄金属の先物が安く推移している。また、昨夜のNY金先物は続落した。世界的な半導体株安も逆風。23日の時間外取引で、米テクノロジー株に連動するナスダック100指数先物は一時2%急落した。韓国取引所では半導体株の主導で韓国総合株価指数(KOSPI)が8%超下落し、サーキットブレーカー(20分間の売買停止措置)が発動されている。中国当局が経済対策を強めるとの見方や中東情勢を巡る過度な不安後退などで、指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、買いの勢いは続かず、徐々に下げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、非鉄・産金の下げが目立つ。洛陽モリブデン(603993/SH)と江西銅業(600362/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、廈門タングステン業(600549/SH)が9.6%安、中金黄金(600489/SH)が10.0%(ストップ)安、山東黄金(600547/SH)が8.9%安、紫金鉱業集団(601899/SH)が8.8%安で引けた。
 ハイテク株も安い。銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が9.0%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が7.1%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が5.6%、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が5.3%ずつ下落する。軍需産業株、インフラ建設株、エネルギー株、自動車、消費株、保険株、不動産株、公益株なども売られた。
 半面、医薬株は物色される。津薬薬業(600488/SH)が10.0%(ストップ)高、通化東宝薬業(600867/SH)が6.1%高、浙江華海薬業(600521/SH)が2.8%高、浙江海正薬業(600267/SH)が2.4%高で取引を終えた。銀行株、証券株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.88ポイント(1.03%)安の275.84ポイント、深センB株指数が3.84ポイント(0.34%)安の1133.76ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)