旧統一教会の“巨額賭博”捜査もみ消し疑惑 前警察庁長官を初召喚、容疑を全面否認「“統”の字も聞いたことない」【韓国】

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宗教団体・旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の海外遠征賭博に関する捜査もみ消し疑惑に関連し、韓国の第2次総合特別検察官チーム(クォン・チャンヨン特別検事)がユン・ヒグン前警察庁長官を召喚した。

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特検チームは6月23日、ユン前長官を職権濫用容疑の被疑者身分として呼び出し、取り調べを行っている。

旧統一教会の海外遠征賭博に関する捜査もみ消し疑惑が浮上して以降、ユン前長官が被疑者として取り調べを受けるのは今回が初めてである。

ユン前長官は同日午前9時57分頃、京畿道果川市(キョンギド・クァチョンシ)に設けられた特検チームの事務所に出頭する際、報道陣に対して「退任するまで統一教会の“統”の字すら聞いたことがない」と述べ、容疑を否認した。

続いて「今日、被疑者身分で取り調べを受けること自体が非常に心外だ」とし、「疑惑が提起された当時の時点は警察庁長官になる前であり、長官になった後も犯罪情報の報告を受けたり、関連する指示を出したりしたことはない」と明らかにした。

また、「特別検事側が意図や予断を持って捜査を行っているとは考えたくない」としながらも、「ただ、一連の経緯によって私個人や警察組織の名誉が甚大に毀損されたと考えている。もし該当の疑惑が事実でなければ、特別検事側は最低限の謝罪だけでもするつもりがあるのか問い詰めたい」と述べた。

ユン前長官は、旧統一教会の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁ら教団幹部が、2008〜2012年に財団の資金を使ってアメリカ・ラスベガスのカジノなどで600億ウォン(日本円=約63億円)規模の海外遠征賭博を行ったという情報を入手したにもかかわらず、捜査をもみ消した疑惑をもたれている。

韓鶴子総裁(写真=時事ジャーナル)

春川(チュンチョン)警察署は2022年5〜7月、旧統一教会の内部関係者から3回にわたり韓鶴子総裁の海外遠征賭博に関する情報提供を受け、情報報告書を作成して内部システムに登録した。

当該の情報報告書は、重要度が最上位クラスの「別報」に分類されていたが、当時の警察庁は証拠不足などを理由に事件を「保管(保留)」扱いとし、正式な事件の割り当てを行わなかった。

特検チームは、該当の情報が警察から流出し、当時の与党「国民の力」のクォン・ソンドン議員に渡った経緯を調べている。旧統一教会側は該当の情報を把握した後、捜査に備えていた状況が捉えられている。

当時、旧統一教会のユン・ヨンホ前世界本部長は知人との会話で、「最高位の人物が外国為替管理法(違反)だと言っていた。家宅捜索が入るかもしれないから備えるようにと言われた」「ユンヘックァン(“尹錫悦前大統領の中核関係者”の韓国語の略語)が警察の認知捜査を教えてくれた。上の者に報告した」と話していた。

特検チームは当該の疑惑に関連し、今年4月に警察庁、江原(カンウォン)警察庁、春川警察署を家宅捜索した。続いて先月28日には、ユン前長官とキム・ドヒョン前江原警察庁長官の自宅などを家宅捜索し、携帯電話などの関連資料を確保した。

(記事提供=時事ジャーナル)