兵役中の韓国アイドルに執拗なカメラ 関係者のマナー違反に批判殺到、同僚の“気遣い”には称賛の声も

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たとえ軍服を身にまとっていても、アイドルは常にカメラを向けられる宿命から逃れることはできないのだろうか。

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SEVENTEENのメンバーであるホシを捉えたある動画が、現在韓国のネット上で大きな議論を呼んでいる。

現在兵役の義務を履行しているホシは、陸軍軍楽儀仗大隊に組み込まれているテコンドー示範隊の一員として活動中だ。

ホシ(写真提供=OSEN)

彼が大邱(テグ)で開催された軍の催しに参加した際、出番を終えた後にスタッフらしき人物から執拗にスマートフォンで撮影され続けたとして、非難が殺到する事態となった。

問題となっているのは、6月14日にX(旧ツイッター)へアップロードされた動画である。その投稿主は「芸能人をするのが大変な理由」という言葉を添え、SEVENTEENのホシが軍の行事終了後もスマホのレンズを向けられ続けていた状況を説明した。

実際に公開された映像を確認すると、ホシが撮影を拒むような仕草を見せているにもかかわらず、関係者と思しき人物が構わずにスマートフォンを向け続けている様子が窺える。この動画は瞬く間にシェアされ、再生回数は100万回を突破した。

言うまでもなく、断片的な映像のみで現場の状況をすべて断定することは困難だ。撮影者が本当に運営関係者だったのか、どういった状況下でカメラが回されたのかなど、詳しい事実関係の把握が求められる。

兵役中の身分と関係者の距離感

しかし、ファンがこれほど敏感に反応した背景にははっきりとした理由がある。

現在のホシは芸能界で活動するアイドルではなく、兵役に就いている一人の軍人という立場だ。軍のイベントに出席したとしても、それはあくまで任務の遂行であり、ファンをもてなす場所ではないからだ。

それにもかかわらず、本人が当惑し、拒絶するような態度を見せている中で執拗にスマートフォンを向ける振る舞いは、どれほど知名度の高いアイドルが相手であっても、適切な間合いを失っていると言わざるを得ない。

ファンからは「軍生活だけでも大変なのに、そこまで撮られなければならないのか」「芸能人だからといって何をしてもいいわけではない」「関係者側がこれをしていいのか」という声が次々と上がっている。

ホシ(写真提供=OSEN)

今回の件でとりわけ問題視されているのは、撮影者が一般のファンではなく、イベント現場を任されていた関係者である可能性が高いという点だ。

ファンによる度を越えた接近や無許可の撮影は、これまでもK-POP業界で度々議論の的となってきた。だが、現場の指揮を執る側や運営に携わる立場の人間までが同様の不躾な距離感で迫ってしまえば、アーティストが心安らかに過ごせる空間はますます奪われてしまう。

同僚たちの配慮と投げかけられた問い

その一方で、映像内に映り込んだ同じ部隊の仲間たちが、ホシをいたわるような素振りを見せたことに対しては、好意的な評価が寄せられている。

動画の投稿者も「それでも同じ部隊の仲間たちが気にかけてくれていてよかった」といったニュアンスのコメントを遺しており、ファンからは「周りの軍人さんたちが守ってくれてありがたい」「同僚たちの対応が頼もしい」「ホシが良い人たちに囲まれているようで安心した」といったメッセージが集まった。

こうした対照的な構図が、今回の出来事を一層際立たせている。

片方には、軍服に身を包んだ彼をどこまでも「SEVENTEENのホシ」としてレンズに収めようとする身勝手な視線が存在する。その反面、もう片方には「同じ部隊の仲間」として彼を気遣い、庇おうとする人々の姿があるのだ。

ホシが世界中で高い人気を誇るグループのメンバーであり、いかなる場所でも注目の的になる運命にあることは、本人も十分に自覚しているはずだ。しかしだからといって、兵役という任務に就いている期間や行事の終了後に、本人の気持ちやプライベートな距離感を踏みにじってよい根拠には決してならない。

ホシ(写真提供=OSEN)

アイドルという存在は、大勢の目に晒され、撮影され、消費される宿命を背負いがちだ。舞台の上であれば、その視線の数は人気のバロメーターとも言える。だが、舞台を降り、軍務を全うする一人の兵士として生活している瞬間にまで、同じようにレンズを突きつけ続けてよいのだろうか。

この動画が社会に突きつけたものは、単にモラルを欠いた行動に対する憤りだけではない。著名なアイドルを、どこまで際限なく「撮影の対象」として扱ってよいのかという、より深い問題提起を含んでいるはずだ。

軍服を着用していても、世間は彼をアイドルとして見てしまう。しかし、軍服を着ているからこそ、侵してはならない適切な距離が確保されるべきではないか。

ホシをめぐって発生した今回の問題は、兵役の義務を果たしている最中のアイドルに注がれる視線が持つ重層的な意味を、改めて浮き彫りにしている。

(記事提供=スポーツソウル日本版)