将棋のヒューリック杯第97期棋聖戦五番勝負第2局が6月19日、栃木県日光市の「日光金谷ホテル」で始まった。防衛7連覇を目指す藤井聡太棋聖(竜王、名人、王位、棋王、王将、23)に対し、タイトル戦初登場の服部慎一郎七段(26)が挑む本シリーズ。第1局は藤井棋聖が勝利を収めており、本局で連勝を飾るか、服部七段がタイに押し戻すか。大注目の対局が幕を開けた。

【映像】藤井棋聖VS服部七段 注目の第2局

 藤井棋聖にとって「棋聖」は、史上最年少の17歳で獲得した思い入れの深い初タイトル。以後、渡辺明九段、永瀬拓矢九段、佐々木大地七段、山崎隆之九段、杉本和陽六段と名だたる強敵を次々と退け、現在まで6連覇中だ。すでに通算5期獲得の条件を満たし「永世棋聖」の資格も保持している絶対王者が、今年もその牙城を盤石なものにしようとしている。

 6月4日に行われた開幕戦の第1局は、藤井棋聖が99手で快勝。7連覇に向けて幸先のよいスタートを切った。一方、自身初のタイトル戦という大舞台に臨んでいる挑戦者の服部七段としては、これ以上リードを広げられるわけにはいかず、本局で何としても星を五分に戻したいところだ。

 注目の第2局は、服部七段の先手番。タイトル戦ならではの独特の緊張感にも慣れ、先手の利を活かして自身の持ち味である躍動感ある攻めを引き出せるかがカギとなる。後手番となる藤井棋聖がそれをどう受けて立つのか、あるいは機を見て鋭く反撃に出るのか、序盤の構想から目が離せない。

 本局の舞台となる「日光金谷ホテル」は、現存する日本最古のリゾートホテルとして知られる。日本の建築美に西洋の家具や備品がとけ込み、クラシックホテルならではの雰囲気が漂う由緒ある空間だ。趣深い歴史的建築を舞台に繰り広げられる最高峰の戦いを制するのはどちらか。

 持ち時間は各4時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)