【W杯】導入された前後半3分ずつの給水タイムには“賛否” オランダ主将ファンダイク「試合ごとに検討する必要ある」
北中米W杯は開幕から約1週間が経過し、各地で熱戦が繰り広げられている。酷暑が懸念されるなか、国際サッカー連盟(FIFA)が、W杯では今大会から新ルールのハイドレーションブレイク(HB、飲水タイム)を導入。全試合で前後半のそれぞれ開始から約22分後にプレーを中断して3分間、HBが与えられるが、この時間の受け止め方もそれぞれのようだ。
日本代表は、14日(日本時間15日)の初戦のオランダ代表戦で、この3分間に森保一監督らが選手たちに指示を送るなど活用。後半21分にMF伊東純也(ゲンク)を投入直後にHBを告げる笛が鳴るなど、選手交代のタイミングの難しさも浮き彫りになったが、総じて有効な時間のようだ。DAZNや中継局にとっても、この時間はCMを流すことができるため、広告収入につながっている。
一方、オランダ代表の主将を務めるDFファンダイク(リバプール)は日本戦後、やや否定的な意見を述べた。スポーツ専門チャンネル「ESPN」の取材に「(今大会で)ほとんどすべての試合を見てきましたが、毎回CMに入るのは正直言って好きではありません。視聴者にとっても、あまり良いことではないと思います。本当に暑い日なら、休憩を入れるのは良いでしょう。でも、試合ごとに個別に検討する必要がある」と持論を展開。暑さ対策には賛同した上で、気温などを考慮し、必ずしも全試合で実施する必要はないとした。
涼しい北欧からやってきたノルウェー代表は、HBの3分間にアイスベストを着用し、体を冷やしてリフレッシュ。試合結果との関連性は断定できないが、エースFWハーランド(マンチェスターC)がHB後の前半29分に先制ゴールを挙げるなど、イラク代表に4―1で快勝した。
HBが今後定着すればサッカーは、バスケットボールやアメフトのような4クオーター制のスポーツとして、戦い方が変化してくるのかもしれない。
