北中米ワールドカップ初戦のオランダ戦(14日・ダラス)に臨む日本代表は11日、アメリカ・ナッシュビルのベースキャンプ施設で調整した。練習開始前にMF遠藤航(リバプール)のチーム離脱が決まっており、大黒柱を失った中でのトレーニングは名波浩コーチが新キャプテンのDF板倉滉(アヤックス)を鼓舞する大声で始まった。

 遠藤の離脱は「森保監督の最終決断」(山本昌邦ナショナルチームダイレクター)で行われ、この日の練習前ミーティングで選手たちに伝えられた。

 ミーティングは予定よりも長くかかったようで、練習開始予定の10時半が近づいても選手がピッチに姿を見せることなく、ピッチ上ではコーチ陣が練習メニューについて話し合っていた。ミーティングは選手のみで行われたとみられ、森保一監督はピッチ脇のベンチに腰をかけ、神妙な表情でピッチを見つめていた。

選手ミーティングが行われていたであろう練習前、神妙な表情でピッチを見つめる森保一監督

 短い円陣を経て練習が始まると、選手たちは互いに鼓舞し合う声を上げ、普段と変わらない明るいムードで練習に取り組んだ。報道陣に公開された冒頭15分間ではストレッチやボール回しなどのウォーミングアップを実施。気温30度を上回る晴天のもと、選手たちは厳しい日差しに照らされながら身体を動かしていた。

 なお、練習前には左膝前十字靭帯断裂の大ケガからのリハビリ中で、メンターとして今大会に帯同しているMF南野拓実(モナコ)がラントレーニングを実施。ボールを使ったアジリティ強化、高強度のランもメニューに盛り込まれており、順調な回復ぶりを見せていた。

山本昌邦ナショナルチームダイレクターが遠藤の離脱を発表

(取材・文 竹内達也)