臨戦態勢の長友佑都がチームの引き締めに全力「喧嘩になるぐらいの必死さがこのチームには大事」
斬新なヘッドバンド姿も、目に見える形でチームに危機感と熱量をもたらすためだ。ベースキャンプ地となるナッシュビルSCの練習施設での初練習を終えた日本代表DF長友佑都(FC東京)は「もう一段、二段、引き締められるなという感じはしている。そこは今日の練習に入って、最後のほうは締まった良い練習ができた」と、その効果を口にした。
「環境が変わったりとか暑さとかいろいろあるけど、そんなのは関係ない。もうW杯が来る。目前なので。4年間かけて僕らはここに来た。カタールW杯であれだけ悔しい思いをしたことを忘れちゃいけない。僕もそうだし、一人ひとりがあのときの映像も含めて見直さないといけない。それぐらい目の色を変えないと、相手も目の色を変えてくる。(カタールW杯で)優勝したアルゼンチンはすごかった。あれぐらいの覇気を出していけないと優勝はできない」
国内合宿やメキシコ・モンテレイでの事前キャンプを経て、39歳のベテランが臨戦態勢に入った。5度目のW杯。過去の経験が男に危機感を与え、魂を揺さぶっている。
史上最強と呼ばれ、国際Aマッチ6連勝で臨む北中米W杯。昨年10月にはブラジル、今年3月にはイングランドから歴史的な初勝利を挙げた。思い出すのは2014年のブラジルW杯。「順調に4年間進んで、あのときもフランスとかアルゼンチン、ベルギーにも勝って、自信を持っていた部分が実際は過信だったと、終わったあとに気づいた」。同じ轍を踏むわけにはいかない。
「南アフリカやロシア、カタールのときは皆さんに叩かれていた。そういうときのほうが引き締まりやすいというのは人間的にある。ここでもう一回引き締めることをやらないといけない」。ベスト16進出を果たした10年南アフリカ大会、18年ロシア大会、22年カタール大会。過去4大会で唯一、グループリーグ敗退に終わっているブラジル大会の教訓はチームに伝えていく必要がある。
ブラジル戦、イングランド戦の勝利にも「言っても親善試合なので」と言い切る。「本番は全然違う。ブラジルもイングランドも(W杯では)目の色を変えてくる。親善試合で勝つことも大事だけど、W杯はまったく別物。それはみんな知っておかないといけないし、伝えたい」と力説した。
事前キャンプ最終日に非公開で行ったU-19日本代表との練習試合も、チームに良い意味で緊張感を与えた。35分4本で行われた練習試合は2-1の勝利だったが、長友は1失点に目を向けた。「U-19の彼らも頑張っていたけど、オランダ、W杯とは違う。失点したことで引き締まったというか、これぐらいじゃダメなんだと練習試合で気づかせてくれた」と指摘する。
「もっと引き締めないといけない」。そのためにも選手ミーティングの開催に意欲的だ。「(選手同士が)喧嘩になってもいいぐらい、ぶち当たり合える関係、必死さがこのチームには大事になってくる。そこは選手ミーティングで作り出せるかなと思う」。グループリーグ初戦となるオランダ戦まで、あと4日。戦闘モードの長友が、ここからさらにギアを上げてチームを鼓舞していく。
(取材・文 西山紘平)
「環境が変わったりとか暑さとかいろいろあるけど、そんなのは関係ない。もうW杯が来る。目前なので。4年間かけて僕らはここに来た。カタールW杯であれだけ悔しい思いをしたことを忘れちゃいけない。僕もそうだし、一人ひとりがあのときの映像も含めて見直さないといけない。それぐらい目の色を変えないと、相手も目の色を変えてくる。(カタールW杯で)優勝したアルゼンチンはすごかった。あれぐらいの覇気を出していけないと優勝はできない」
史上最強と呼ばれ、国際Aマッチ6連勝で臨む北中米W杯。昨年10月にはブラジル、今年3月にはイングランドから歴史的な初勝利を挙げた。思い出すのは2014年のブラジルW杯。「順調に4年間進んで、あのときもフランスとかアルゼンチン、ベルギーにも勝って、自信を持っていた部分が実際は過信だったと、終わったあとに気づいた」。同じ轍を踏むわけにはいかない。
「南アフリカやロシア、カタールのときは皆さんに叩かれていた。そういうときのほうが引き締まりやすいというのは人間的にある。ここでもう一回引き締めることをやらないといけない」。ベスト16進出を果たした10年南アフリカ大会、18年ロシア大会、22年カタール大会。過去4大会で唯一、グループリーグ敗退に終わっているブラジル大会の教訓はチームに伝えていく必要がある。
ブラジル戦、イングランド戦の勝利にも「言っても親善試合なので」と言い切る。「本番は全然違う。ブラジルもイングランドも(W杯では)目の色を変えてくる。親善試合で勝つことも大事だけど、W杯はまったく別物。それはみんな知っておかないといけないし、伝えたい」と力説した。
事前キャンプ最終日に非公開で行ったU-19日本代表との練習試合も、チームに良い意味で緊張感を与えた。35分4本で行われた練習試合は2-1の勝利だったが、長友は1失点に目を向けた。「U-19の彼らも頑張っていたけど、オランダ、W杯とは違う。失点したことで引き締まったというか、これぐらいじゃダメなんだと練習試合で気づかせてくれた」と指摘する。
「もっと引き締めないといけない」。そのためにも選手ミーティングの開催に意欲的だ。「(選手同士が)喧嘩になってもいいぐらい、ぶち当たり合える関係、必死さがこのチームには大事になってくる。そこは選手ミーティングで作り出せるかなと思う」。グループリーグ初戦となるオランダ戦まで、あと4日。戦闘モードの長友が、ここからさらにギアを上げてチームを鼓舞していく。
(取材・文 西山紘平)
