日銀職員を前にサッカーW杯を「世界を学ぶ大きなチャンス」と説明する李さん=5月28日、日銀横浜支店

 サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会(6月11日開幕)を前にプロサッカー選手としても活躍したサッカー指導者・李国秀さん(68)=横浜市出身=が5月28日、日本銀行横浜支店(同市中区、小野寺拓支店長)で講演した。W杯を「世界を学ぶ大きなチャンス」と説明。今回の日本代表を「史上最強」と評し「決勝トーナメント進出は確実」との見解を示した。

 W杯はカナダ、メキシコ、アメリカの3カ国で開催され48カ国が参加。日本代表は1次リーグF組でオランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦する。

 李さんは「対戦3カ国の言語、首都、主たる食べ物をすらすら語れる人はそうはいない。出場国に関心を持ち知ろうとするだけでも国際的な見聞が広まる」と持論を展開した。「日本選手は粒ぞろい」としたが過去最高のベスト8以上の見通しについては「強いチームであるほど死に物狂いでぶつかって来られるのがW杯の宿命。サムライブルーのメンタル面の強さが問われる」と解説した。

 李さんは読売クラブなどで活躍後、桐蔭学園高で監督、ヴェルディ川崎(現東京V)で総監督を務めるなど後進の指導に当たり元日本代表の森岡隆三氏や戸田和幸氏らを育てた。1974年の西ドイツ大会以来、W杯の取材も重ねている。日銀横浜支店では職員向け勉強会として大会開催前に登壇しており今回は約20人が聴講した。今年は経済産業省でも職員対象の講演を行うという。