Qualcommが、予算を重視するユーザーに高水準の性能をもたらすSoC「Snapdragon C」を発表しました。このチップは電力効率の向上が図られており、「ファンの騒音が少ないこと」などの特徴があるそうです。

Introducing Snapdragon C: Designed to Revolutionize Entry-Tier Laptop Experiences | Qualcomm

https://www.qualcomm.com/news/releases/2026/05/introducing-snapdragon-c--designed-to-revolutionize-entry-tier-l

Acer Broadens Portfolio with Two New Laptops Powered by the Latest Snapdragon Processors

https://news.acer.com/acer-broadens-portfolio

Qualcomm promises $300 Windows laptops with new Snapdragon C | The Verge

https://www.theverge.com/tech/938665/qualcomm-promises-300-windows-laptops-with-new-snapdragon-c

Snapdragon Cは300ドル(約4万8000円)以上のエントリー向けノートPCを対象に設計されたチップで、「快適な性能」「静音かつ低発熱な設計」「1日中駆動するバッテリー」を提供します。さらにAI機能を実現する統合NPUも搭載しており、AIを期待するユーザーに一定の性能をもたらすとのことです。ただし、Microsoftが定義するAI向けPC「Copilot+ PC」の要件は満たしません。

テクノロジー系メディアのThe Vergeは「低価格を実現するために確実にいくつかの部分を削減している」と指摘しています。例えば、Snapdragon CはQualcommの最新WindowsノートPC向けチップやスマートフォン向けチップの基盤となっているCPUコア「Oryon」を採用しておらず、代わりに旧型スマートフォンやChromebookに搭載されていた古い「Kryo」コアをベースにしているということです。

Qualcommがスマホ向け高性能SoC「Snapdragon 8 Elite」を発表、PC向けだったOryon CPUを搭載しゲーム性能やAI性能も大幅強化 - GIGAZINE



Qualcommは「Snapdragon Cは、人々がエントリー向けノートPCに求める日常的なコンピューティング体験を高い電力効率で提供するよう設計されています。ウェブブラウジング、動画再生、生産性向上ツール、ビデオ通話などの日常的な処理を快適にします」と述べました。

Snapdragon CはAcer、HP、LenovoなどのOEMメーカーから提供されるということですが、早速Acerが採用して新しいノートPCを開発しています。

Acerの「Aspire Go 15」は、「生産性を高め、一日を快適に過ごせるよう、必要な機能をすべて備えた手頃な価格のノートパソコン」と紹介されたエントリーモデルです。15.6インチのフルHDディスプレイを備え、グラフィックはQualcomm Adreno GPUで実現。最大8GBのメモリと512GBのストレージを搭載し、53Whのバッテリー容量を備えます。その他、USB Type-Cポート2基とHDMIポート、USB Type-Aポート、オーディオジャックも搭載します。



肝心の価格は不明。発売時期は「後日発表」とのことです。

Qualcommのゼネラルマネージャーを務めるケダー・コンダップ氏は「Snapdragon Cは価格重視のコンピューティング、終日駆動のバッテリー、AI機能、そして快適な性能を静音かつ低発熱なデバイスに統合し、選択肢を提供します。私たちは、学生、家族、顧客対応を行う中小企業などに向けて、現代的なコンピューティング体験を提供し、信頼性と効率性に優れたテクノロジーへのアクセスを拡大しています」と述べました。