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北海道旭川市で女子高校生を橋から転落させ、殺害したなどの罪に問われている内田梨瑚被告(23)の裁判で27日、共犯とされる小西優花受刑者(21)が出廷し、「梨瑚さんが両手で押した」などと証言し、内田被告の「落下させていない」という主張を真っ向から否定しました。

■“共犯の女”一部始終を証言 内田被告側の主張と真っ向対立

当時、被告と一緒に事件現場にいた人物が27日の裁判で証言したのは。

小西優花受刑者(21)
「梨瑚さんは『自分で落ちろ、早く死ね』と言っていました。梨瑚さんの調書は全部デタラメで、最初から最後まですべてウソです」

この「梨瑚さん」と呼ばれているのが、殺人などの罪に問われている内田梨瑚被告です。

内田被告は2024年4月、北海道旭川市で17歳の女子高校生を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」などと言って川に落とし、殺害したとされています。

27日の裁判では、同じ殺人などの罪に問われ、すでに懲役23年の判決が確定している小西受刑者が出廷。事件当日、現場で起きていた一部始終について語りました。

小西受刑者の証言はこうです。

事件の直前、内田被告は女子高校生に橋の欄干の外側に立つよう指示したといいます。そして。

小西優花受刑者(21)
「梨瑚さんが肩甲骨のあたりを両手で押しました。(女子高校生の)姿は一瞬で消えました」

「橋の下を見るとロープにつかまっている手元が見えたので手を伸ばしたが届かず、体感で6秒間ほどで手が消えた。女子高校生の『キャー』という声がして、その後『バン』というずぶとい音がして川に落ちたと思った」

一方、内田被告は25日の初公判で。

内田梨瑚被告(23)
「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」

内田被告の弁護人は、女子高校生を橋に残し現場から立ち去る途中、叫び声と大きな音がしたと主張しています。「女子高校生を橋の上に残し、携帯電話などを置いて立ち去っている」として、殺人の罪を否認しました。

つまり、「橋に残し立ち去った」とする内田被告側の主張と、「両手で押した」とする小西受刑者の証言は、真っ向から対立しています。

■殺人の実行行為や殺意は… “共犯の女”に証拠隠滅を指示か

今回の裁判の争点の1つは、内田被告に殺人の実行行為や殺意があったのかどうか。

弁護士
「(橋の上で)何か話していた?」

小西優花受刑者(21)
「私は『死ね』や『落ちろ』と怒鳴っていた。梨瑚さんは『自分で落ちろ。早く死ね』と言っていました」

弁護士
「本気だった?」

小西優花受刑者(21)
「本気だったと思います」

弁護士
「殺そうと思っていた?」

小西優花受刑者(21)
「殺意はあったと思いますし、あの場面で被害者が死ぬ一択しかなかったと私は思っている。(橋の上で)『落ちろ』『死ねや』などトータルで100回以上は言っていたので、私たちの言葉に従う以外はなかったと思います」

さらに事件後、内田被告からは“証拠隠滅の指示”があったといいます。

小西優花受刑者(21)
「梨瑚さんにライントークのきょうの件の部分を消すよう言われた」

その上で小西受刑者は、内田被告と一緒にいなかったように見せかけるためのメッセージを送るように言われたということです。

当時、小西受刑者は「川に被害者が落ちたら助からないと思い捕まると思った」といいますが、内田被告からは、こう言われたといいます。

内田梨瑚被告(23)
「勘ぐりすぎ」

そして、黙秘するよう指示されたということです。

■内田被告ら撮影の動画 女子高校生の「やだ」と叫ぶ声も

これまでの裁判では、内田被告、小西受刑者、被害にあった女子高校生の3人が、事件前に立ち寄ったコンビニの防犯カメラの音声が公開されています。

そこには、「お前が悪いんだ」「誰も助けてくれねえぞ」「やるぞ、いいのかこら」などの声とともに、女子高校生とみられる「通報してください」と泣き叫ぶ声も記録されていました。

また、事件直前に現場となった橋の欄干で、女子高校生が被告らに対し、全裸で謝罪する動画の音声も流されました。

動画は内田被告らが撮影したもので、女子高校生の「やだ」と叫ぶ声も残されていたということです。

■「梨瑚さんの調書は全部デタラメ」 証言決意のワケ

事件の後、当初は黙秘していた小西受刑者。“真実を話す”と決めた理由についても、27日の裁判で語りました。

小西優花受刑者(21)
「遺族のために本当のことを話そうと思った」

「内田被告の調書を見て記憶と違うと思ったか」と問われた際には。

小西優花受刑者(21)
「記憶というよりあの日の事実として全く違う」

そして。

小西優花受刑者(21)
「梨瑚さんの調書は全部デタラメで、最初から最後まですべてウソです。被害者は自分で落ちてなんかいません。話せるのは私たち2人しかいません」

(5月27日放送『news zero』より)