猫を『抱っこ好き』に育てるためのコツ4つ 避けるべき行為や正しい抱き方までご紹介
猫を『抱っこ好き』に育てるためのコツ4つ
1.子猫のうちから慣れさせる
猫が抱っこを好きになるかどうかは、子猫の時期の経験が大きく影響します。
とくに生後2~7週齢の「社会化期」と呼ばれる時期に、さまざまな刺激や人との接触を経験した猫は、成猫になってからも人に対して友好的になりやすいといわれます。
優しく体に触れたり、抱っこを繰り返したりすると、「人に抱かれることは安全で心地よいもの」という認識が育つのだとか。
しかしすでに大人になっているという場合でも、焦らず、少しずつスキンシップを増やしていけば、抱っこ嫌いは緩和されるので「うちの子もう大人だよ…」とガッカリしなくてOKです。
2.猫のペースを尊重する
猫は自分のペースを大切にする動物です。そのため抱っこするにはまずタイミングを見計らいましょう。
飼い主が「抱っこしたい!」と思ったタイミングで無理に抱き上げるのではなく、猫が自分から近づいてきたときや、リラックスしているときにそっとスキンシップをとるようにします。
猫が嫌がるそぶりを見せたら、すぐに解放してあげること。抱っこに対して安心感を与えられれば、次第に抵抗感が薄れていきます。
猫の意思を尊重するのは、抱っこだけでなく猫との生活において非常に重要なポイントなので覚えておいてくださいね。
3.抱っこをポジティブな体験と結びつける
猫は記憶(とくに興味がある事象・ネガティブな事象)は忘れにくい動物です。なので抱っこをポジティブな記憶として、猫に覚えてもらいましょう。
たとえば抱っこの後におやつを与えたり、好きなおもちゃで遊んであげたりして、「抱っこ=良いことが起きる」という印象を持たせます。
これはいわゆる「正の強化」と呼ばれるトレーニング手法で、猫の行動修正にも有効です。
最初は数秒程度の短い抱っこから始め、嫌がらなければおやつを与えて終了する、というサイクルを繰り返し、徐々に抱っこの時間を延ばしていきながら、自然と抱っこが好きな猫に育てます。
4.日頃からボディタッチに慣れさせる
抱っこを好きになってもらうためには、まず体に触れられる「慣れ」が必要です。
頭や背中など、猫が比較的触られ慣れている部位から始め、範囲や時間を増やしていきましょう。
もちろんスキンシップは猫がリラックスしているときに行い、嫌がったらすぐにやめるのが鉄則です。
毎日少しずつ触れることで猫の体への接触耐性が高まり、抱っこにも自然と慣れていきます。グルーミングやブラッシングをスキンシップの一環として取り入れるのもおすすめです。
猫に対して避けるべき行為は?
猫を抱っこ好きに育てるうえで、避けるべき行為を知っておきましょう。たとえば以下のような行為は、逆効果となるため避けるようにしてください。
強制抱っこはNGまず、無理やり抱き上げる行為は禁止事項です。猫は自由を制限されることに強いストレスを感じるため、強引な抱っこは信頼関係を損なう原因になります。
抱っこの時間が長すぎる嫌がっているのに抱き続けることも避けましょう。しっぽを激しく振る、耳を伏せる、体をよじるといったサインは「やめてほしい」という意思表示です。これを無視すると、抱っこ自体が嫌いになる可能性があります。
においはほどほどに強い香水やタバコのにおいも猫にとっては不快な要因です。嗅覚が敏感なため、においが原因で抱っこを拒否するケースもあります。日ごろからにおいが強いものを愛用している場合は注意してくださいね!
猫の気持ちを尊重し、「嫌がらない接し方」を心がけましょう!
猫の正しい抱き方は?
猫が安心して身を委ねられる「正しい抱き方」の基本は、「四肢をぶら下げず、体全体をしっかり支えること」です。
不安定な抱っこは、猫に落下への恐怖を感じさせますので、以下の手順を参考に抱っこをしてみてください。
1.片手で脇の下から胸を支えるように持ち上げる。
2.もう片方の手ですぐにお尻と後ろ足を包み込むようにサポートする。
3.猫の体を胸元に密着させ、安定させる。
このとき、お腹を上にする「仰向け抱っこ」は、急所を晒す形になるため嫌がる猫が多いので、基本的には猫の背中は横向き、もしくは自分の胸の方を向くような自然な体勢を維持しましょう。
両手でしっかりと「面」で支えてあげると、猫は自分の足が何かに接地している安心感を得られ、リラックスしやすくなります。
まとめ
抱っこ好きな猫に育てるには、「焦らず・無理せず・楽しい体験と結びつける」ことが重要です。子猫の頃から少しずつ慣らし、猫の気持ちを尊重しながらスキンシップを深めましょう。
もし成猫になってから抱っこに慣れさせたい場合でも、根気強く練習とスキンシップを続ければ、少しずつ受け入れてくれるようになります。
大切なのは、焦らず猫のペースに合わせて信頼関係を積み重ねることです。今日からできることをひとつずつ実践し、愛猫との絆をより深めていきましょう。
