ヴェルニー記念館内に新設された観光案内所のカウンターやパンフレットを眺める観光客=13日、ヴェルニー記念館

 幕末に横須賀製鉄所の建設に尽力し、日本近代工業化の基礎を築いたフランス人技師ヴェルニーの功績を伝える神奈川県横須賀市東逸見町の「ヴェルニー記念館」に新たに観光案内所が設けられた。市観光協会の案内員が常駐し、観光客の市内観光の回遊性向上への貢献が期待されている。

 市は同館改修のため2025年度に約355万円の予算を計上。案内所は市から委託された同協会が4月から運営している。同協会の観光案内所はこれまで京急線横須賀中央駅東口の1カ所だった。同館はJR横須賀駅近くにあり、もう一つの観光の「玄関口」として来訪者を出迎える。

 案内所設置に伴い、配架されているパンフレット類は、周辺の博物館や近代化遺産関係だけでなく市内全域の観光情報にも拡大し、海軍カレーなどを販売するお土産コーナーは品数も増やした。館内やヴェルニー公園内のガイドサービスの充実や、蒸気を使ったスチームハンマー模型の稼働実演の日程も増やした。月曜が休館日だったが、年中無休(年始などを除く)とした。

 同館を訪れた横浜市在住の60代女性は「観光の情報が手に入りやすくて便利」と話していた。同協会は「近隣施設との連携や、ガイドのレベルアップ向上を図り、観光客の皆さまに横須賀を楽しんでもらえるようにしたい」と意気込んでいる。