【MLB】ブルージェイズ狷本戦略瓩魯疋献磧璽昂燭茲螢ブス型 岡本和真でスポンサー開拓へ
ブルージェイズの日本開拓は、ドジャースの後追いでは終わらない。米専門メディア「BVMスポーツ」はトロントが日本市場で参考にすべき成功例として、意外にも大谷翔平投手(31)らを抱えるドジャースではなく、鈴木誠也外野手(31)の加入後に今永昇太投手(32)も迎え入れながら地道な商流を広げたカブスを挙げた。焦点は「誰を獲ったか」だけではなく、その後にどう市場を育てるかだ。
ブルージェイズは4月6〜8日(日本時間7〜9日)、本拠地ロジャーズセンターで昨季ワールドシリーズを争ったドジャースと3連戦を行い、日本を意識した広告展開でも注目を集めた。相手には大谷、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)と日本の看板選手が並ぶ。だが、トロント側の狙いはスター軍団の模倣ではない。1月4日(同5日)に岡本和真内野手(29)と4年総額6000万ドル(約95億円)で契約したことで、ようやく自前の日本向け看板を手にしたからだ。
BVMスポーツが強調したのは、カブスの「時間をかける」手法である。カブスは2022年に鈴木と契約して以降、今永の加入も間に挟みながら、日本の主要スポンサー8社と関係を築いたという。これは一夜で巨大市場を奪うドジャース型ではなく、選手の定着、現地企業との対話、ファンの習慣化を積み上げるモデルだ。岡本は14日(同15日)現在で打率2割3分9厘、10本塁打、27打点、OPS・786。ア・リーグ東地区4位に沈むチームにあって、長打力と話題性の両面で存在感を放っている。
もっとも、ブルージェイズはまだ日本の見込み顧客を本格的に招いたり、幹部を東京へ派遣して商談を重ねたりする段階には至っていない。大谷を逃し、ドジャースに日本市場を席巻された痛みを知る球団にとって、岡本は単なる補強ではなく失地回復の起点でもある。将来的な東京シリーズ参加まで視野に入れるなら、必要なのは派手な広告一発ではない。カブスが鈴木、今永を軸に作ったような選手や球団、スポンサーが長く結び付く回路だ。
岡本のバットがカナダで火を噴くほど、日本企業の視線はトロントへ向く。ドジャースの青い波を正面からまねるのではなく、カブス型の持続戦略で足場を固められるか。ブルージェイズの日本戦略は、グラウンド外でも本格的な勝負どころを迎えている。
