同居知人を殺害→人気観光地に遺棄した30代男が殺意否認 生前も複数回暴行、179km区間“無免許運転”も【韓国】
韓国で同居していた知人を殺害した後、河川に遺棄した30代の男が初公判で殺意を否認した。
【写真】同居した義母殺害→スーツケースに入れて河川に遺棄した26歳男の身元情報
ソウル北部地裁・刑事合議14部(オ・ビョンヒ部長判事)は5月7日、殺人、死体遺棄、傷害などの容疑で拘束起訴された30代の男ソン氏に対する初公判を開いた。
ソン氏側はこの日の裁判で「公訴事実のうち殺人は殺意がなく、死亡という結果を予見できなかった」と主張した。ただ、「死体遺棄と傷害、窃盗、住民登録法違反、道路交通法違反(無免許運転)などの公訴事実についてはすべて認める」と述べた。
続いて、「被害者が被告人からガスライティング(心理的支配)を受けていた」という検察側の主張に対しては、「被害者は被告人の意志に支配されるほどの知的状態ではなく、被告人が被害者を怒りの対象にしたこともない」と反論した。
ソン氏は今年1月14日午後3時34分ごろ、ソウル江北区(カンブクク)のマンションの自宅で、同居していた30代の男性イ氏を暴行した後、首を絞めて殺害した疑いがもたれている。
当時、ソン氏はイ氏がバイクのガソリン代を要求したことなどを理由に犯行に及んだことがわかった。ソン氏とイ氏は約2年前からバイクの配達代行業に従事し、親交を深めてきた間柄だった。

ソン氏は犯行後、殺害したイ氏をレンタカーの後部座席に乗せ、京畿道楊平郡(キョンギド・ヤンピョングン)の「トゥムルモリ」にある南漢江(ナマンガン)の河川に遺棄した。「トゥムルモリ」はドラマや映画などのロケ地で知られる人気観光地だ。
検察によると、ソン氏は昨年12月26日と28日、そして今年1月13日にかけてイ氏の顔や体を数回暴行し、傷害を負わせた。
また、イ氏を殺害した後にイ氏の携帯電話と住民登録証を持ち去り、SIMカードを新たに開通させたりもした。このほか、犯行当日にソウル江北区から京畿道楊平郡一帯を経て、再びソウルに戻る約179kmの区間を無免許で運転していたことも判明した。
検察は、ソン氏が普段から判断力が不足し、社会生活に困難を抱えていたイ氏を八つ当たりの対象にし、最終的に殺害したとして、厳罰が必要だと主張した。
検察はパク氏、チョン氏、シン氏、ジョン氏の4人に対する証人尋問を申請した。また、ソン氏の再犯の危険性を考慮し、位置情報付き電子装置(電子足輪)の装着命令も請求した。
これに対しソン側の弁護人は、請求の棄却を求めた。
裁判部は来る6月9日午後3時に検察が申請した証人を尋問した後、被告人尋問を行い、イ氏の正確な死亡経緯などを検証する計画だ。
(記事提供=時事ジャーナル)
