【特集】国内最大規模のコンテストでファイナリストに エレクトーンで日本一目指す中学生 秋田
大人顔負けの技術を持った少年少女を5日、6日と紹介しています。
6日は、エレクトーンが得意な秋田市の中学3年生です。
国内最大規模のコンテストで13人だけが進める決勝の舞台に、去年、県勢としては8年ぶりに立ちました。
一人で何役もこなす、その技を取材しました。
■“練習の虫” 努力が実を結び国内最大規模のコンテストで決勝へ
秋田市中通にある楽器メーカー・ヤマハの音楽教室。
ヤマハが開発した電子オルガンのエレクトーン。
音色を自由に変えられるのが特徴で、鍵盤の数は上の段と下の段で合わせて110。
ピアノより22も多いんです。
さらに足元には複数のペダルも。
音量や音色、音の高さを細かく変えるペダルもあるため、1人でオーケストラのような演奏をすることができます。
幼い頃から、ヤマハの音楽教室に通っていたジョシュアさん。
本格的にエレクトーンを習い始めたのは小学1年生の時です。
ジョシュアさん
「ヤマハのフロアコンサートがあって、それでかっこいいお兄さんがエレクトーン弾いてて始めたいなぁって思った。いろんな音使って、みせ方とかもいろいろ格好よくてエレクトーンにしました」
国内で最大規模のコンテストがヤマハエレクトーンフェスティバルです。
去年、中学生部門に出場したジョシュアさんは予選を勝ち上がり、日本一を決める全国大会 グランドファイナルに進出。
進出できるのは13人だけで、県勢では8年ぶりのことでした。
幼いころから指導してきた佐々木久美子さんは、ジョシュアさんについて練習の虫だと話します。
講師・佐々木久美子さん
「とにかく努力します、がんばります。できるようになるまで時間をかけてものすごい時間をかけてやってると思います」
田村修アナウンサー
「じゃあそんなに最初からぽろぽろ弾けるわけではないんですか?」
講師・佐々木久美子さん
「うん… どちらかと言えば、もうほんと不器用ですし」
田村アナ
「えーーー?それを努力でじゃあカバーしちゃってるってことですか?」
講師・佐々木久美子さん
「そうですね、努力で頑張ってると思います。なんかどこかのタイミング、できたねって、そこまでは結構ね、こっちも我慢をしながら…」
田村アナ
「ジョシュア君不器用なんですか?」
ジョシュアさん
「うん、不器用ですね。ハッハハッハ」
田村アナ
「あんなに速く弾けるのに」
■とにかく負けず嫌い! 悔しさをバネに今年こそ納得のいく演奏を
大学で教鞭をとるイギリス出身の父と、埼玉出身の母との間に生まれ、秋田で育ったジョシュアさん。
自宅では毎日2時間、エレクトーンと向き合っています。
去年のコンテストでは本番に向けて1年間練習を重ね、ファイナリストとして全国の舞台に立ちました。
努力とともに穏やかさの陰にある性格が影響して全国レベルの力を身に着けたと家族は感じています。
母・平田友香さん
「2年生か3年生かそれくらいの時になんかで演奏して、泣いて(ステージから)降りて来て大泣きだったんですよ。負けず嫌いなんですよね」
田村アナ
「そうなんですか?」
母・平田友香さん
「はい。だから自分にもできないと腹が立つみたいで、すごい迷惑です、お母さんとしては」
田村アナ
「なんで?」
母・平田友香さん
「機嫌悪い、機嫌悪いからもうすごい最近はあたるし、反抗はするし」
田村アナ
「中学3年生ですからね」
母・平田友香さん
「そうですね。でも、エレクトーンを通じて年頃の息子と話せる、共通の話題というか音楽の話ができるのはやらせててよかったなって思います」
去年のグランドファイナルでは納得のいく演奏ができず、表彰が受けられる3位に入ることはできませんでした。
悔しさをバネに今年のコンテストに臨みます。
ジョシュアさん
「今度こそグランドファイナルで自分の納得いく演奏ができればいいと思ってます」
田村アナ
「自分の納得いく演奏っていうの はどういうことですか?」
ジョシュアさん
「自分がみんなの前でステージの上に立って弾いて、『みんなを楽しませられたな』って思えたら納得できてます」
エレクトーンで多くの人を笑顔にしたい。
将来の目標を聞きました。
ジョシュアさん
「音楽の道は厳しいので、まだちゃんとよくは具体的には決まってないんですけど、何かしらの音楽関連の仕事に就いて音楽で人を楽しませたいって考えてます」
田村アナ
「エレクトーンの奏者とかそういうことですか?」
ジョシュアさん
「どうなんでしょうね…エレクトーンも完全には切りたくないって言うか一応エレクトーンもやっていきたいですけど」
エレクトーンは「今一番熱い楽器」と話すジョシュアさん。
再び大舞台に立ち、日本一を目指します。