鹿児島海上保安部などによりますと、がありました。発電機が故障して船内では電気が使えず、午前中から鹿児島市喜入沖の錦江湾で漂流状態になりました。

船には乗客41人と乗員16人が乗っていて、けが人などはいないということです。

乗客の男性「船内は停電している」

乗客の男性は、MBCの電話取材に対し「鹿児島港を出て喜入沖で引き返すかもというアナウンスがあった。Uターンしたら船内の電気が切れた。船内には県外からの旅行客や仕事で屋久島に向かう人が多く、連休の予約や予定もあって、みんな困っている様子だった。自動販売機も停電しているので、さきほど飲み物が配られた。午後1時ごろ船を引っ張るタグボートが来ると聞いてる」と話していました。

停電によりフェリー屋久島2はエンジンが停止し、舵もきかないということで、鹿児島海保の巡視艇が周囲を警戒していました。

自力で航行ができなくなっていた状態のフェリー屋久島2は、午後1時ごろからタグボート2隻にえい航され、午後3時半ごろに鹿児島本港に到着しましたが、接岸作業に時間がかかりました。

中には登山目的とみられる大きなリュックを背負った海外からの観光客の姿もあり、乗客たちは船の上から不安そうに接岸作業を見守っていました。

乗客が船から降りられたのは入港から1時間ほど経った午後4時半ごろでした。

中には登山目的とみられる大きなリュックを背負った海外からの観光客の姿もあり、乗客たちは船の上から不安そうに接岸作業を見守っていました。

漂流状態を経て、出航からおよそ8時間経って、結局もと出た港に帰ってくるかたちとなった乗客は、疲れたような表情を見せていました。

乗客は足早にタクシー乗り場に向かったり、払い戻しの窓口にむかったりしていました。

上陸できた乗客たちは

船に乗っていた屋久島町の獣医師の男性は、「突然のことで驚きましたが、外海でなくて幸いでした。船が古いのでしょうがないと思う部分もあります。患者の動物たちが待っているので、あす急いで高速船で帰ります」と話していました。

また、オーストラリアから旅行で訪れた60代の男性は、「海は凪いでいたので、揺れることはなかった」と話していました。

49歳の妻と、10歳の娘と家族3人で日本を旅行しているオーストラリア国籍の42歳の男性は、「午前8時前からチケットを買うためにここにきました。途中で船が止まり、結局船に8時間近く乗っていたことになり疲れました。またあした高速船で屋久島に向かいます」と話していました。

フェリー屋久島2は、鹿児島市と屋久島を結ぶフェリーで、約3400トン、全長約120メートル、全幅約18メートルです。

時刻表では、きょう午前8時半に鹿児島本港を出て、午後0時半に屋久島に到着する予定でした。