「クオーツ心斎橋」の外観

写真拡大

 物販・ホテル・オフィスの複合型商業施設「心斎橋クオーツ」が、商業フロアの4月25日のオープンに先駆けて内見会を行った。地下鉄心斎橋駅の真上という好立地状況から、顧客ターゲットには国内外の旅行者のほか、近隣住民と国内外の富裕層を設定し、「カルティエ(Cartier)」などのラグジュアリーブランドに加え、世界初となる「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のシューズ専門店「ザ・ノース・フェイス フットウエア(THE NORTH FACE FOOTWEAR)」をはじめとするスポーツ・アウトドア・ウェルネス領域のテナントも充実させた。(文・南充浩)

【画像をもっと見る】

 商業フロアのコンセプトには「ビヨンドラグジュアリー ひとつ先の豊かさ」を掲げ、地下2階から地上6階までのフロア構成で広さは合計約1万1884平方メートル。地上1階は「ディーゼル(DIESEL)」の旗艦店と、カルティエや「ブルガリ(BVLGARI)」などのラグジュアリーブランドが入店するが、ディーゼル以外は今年6月から秋にかけて順次営業を開始する。それ以外の地下2階から地上4階までのフロアと6階のクリニックは25日にオープン(5階のレストラン街は今夏オープン)。また、16階〜28階は「ザ・ゲートホテル大阪 by ヒューリック」で、6月15日に開業する。8階〜14階はオフィスフロアとなっている。

 ファッションブランド店が集積した心斎橋エリアの華やかなイメージを結晶化し、周辺地域や国内外の人々と輝きたいという思いから施設名を「クオーツ(結晶)」に決定。1階では結晶をイメージしたモニュメントを天井から吊り下げている。

 物販の地下2階はフード&カフェ、地下1階はヘルス&ビューティで、「リコア鍼灸院」、ドラッグ&コスメティックストア「アインズ&トルペ(AINZ&TULPE)」、ウィメンズ向けのスポーツウェアブランド「ゼクシィミックス(XEXYMIX)」の3店舗構成。ファッショングッズが揃う地上2階は、英国の老舗トラベルブランド「グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)」、アイウェアブランド「フォーナインズ(999.9)」など6店舗が出店する。地上3階も同様にファッショングッズフロアで、ジュエリーブランド「ジュエッテ(Jouete)」など6店舗の構成。帽子やバッグを手掛ける「ヘレンカミンスキー(HELEN KAMINSKI)」とフランス発のクリスタルガラスメゾン「ラリック(Lalique)」は関西初出店となる。

 地上4階はウェルネス&ライフスタイルフロアで、スポーツ、アウトドア、ウェルネスブランドを集積した。ザ・ノース・フェイス フットウエアのほか、「デサント(DESCENTE)」、アウトドアブランド「マムート(MAMMUT)」、リカバリーウェアブランド「バクネ(BAKUNE)」で有名な「テンシャル(TENTIAL)」など計13店舗を集めた。

 事業主はヒューリック、LVMH系のL キャタルトン・リアルエステートとJ. フロント リテイリング傘下のJ. フロント都市開発による心斎橋開発特定目的会社、竹中工務店、JR西日本不動産開発の4社で、かつてルイ・ヴィトン大阪心斎橋などがあった場所を再開発した。J. フロント リテイリングは大丸心斎橋店、心斎橋パルコも運営しており「1階のラグジュアリーブランド各店がオープンすれば、大丸心斎橋店・心斎橋パルコとの連携も当然考慮していきたい」(担当者)という。また、御堂筋沿いに軒を連ねるラグジュアリーブランド店との回遊性も期待が高まる。初年度売上高目標と入館者数目標はいずれも非公開としている。