結実確保の切り札は「人工授粉」 学生がさくらんぼの結実に向けたポイントを学ぶ(山形)
山形県東根市で、きょうさくらんぼの生産に関する実習が行われました。未来の果樹栽培を担う学生が参加し、さくらんぼを実らせるための授粉作業について学びました。
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県産さくらんぼが2年連続の不作となったことを受けて、県は今年、さくらんぼの結実に向けたポイントを生産者に周知する講習会を県内各地で開催しています。
4回目となる、きょうの会場は、東根市にある岡崎広良さんの園地。熟練農家である岡崎さんが農業を学ぶ学生たちに技術指導などを行いました。
岡崎農園 岡崎広良さん「年々やっぱり(さくらんぼ)畑自体減少しているし本当に厳しい状況になってきている。それでもやはり10年、50年後世に伝えるために受け継げるように取り組んでいる」
去年の高温少雨の影響で、今年は例年より花の数が少ないことが予想されています。また、一部の地域では霜の被害で8割以上の雌しべが枯れるなど受粉できるか
心配している生産者もいるそうです。
そんな中、県が強調したのが「確実な結実確保への徹底」です。
■実習を通してポイント学ぶ
きょうの実習では、受粉を手伝うハチの動きを助けるネットの設置や、受粉が期待できる切り枝を配置するなど環境整備に必要なポイントが説明されました。
そして…
藤井響樹アナウンサー「学生たちによる授粉作業が始まりました。花のめしべを傷つけないように且つしっかりと授粉をしてもらうために、ポイントは毛ばたきをなでるように・優しく・そして回転させることだと言います」
結実確保の切り札と言われる「人工授粉」学生たちは、実習を通してそのポイントを学んでいきます。
■参加した学生は
参加した学生「学校とかだと結構はやめに(毛ばたき)をまわしていたが、ゆっくりなでるようにと言われてその(大切さ)を学んだ」
参加した学生「授粉作業を一回で終わらせるのではなくて2回、3回と何回もやれば結実も良くなるので、何回も(授粉作業)やることが大事なのかなと思った」
実家が果樹農家だというこちらの学生は。
参加した学生「(去年)入校してすぐくらいからずっとさくらんぼの毛ばたきをしていて、その時はあまり(実が)成らないんじゃないかと言われていたが、意外と成ったことを知った時に(人工授粉の)実感を感じました。山形の果物と言ったらさくらんぼみたいな所があるのでこれからの一年間を彩るための大事な所なのかなと思う」
未来の果樹栽培を担う学生たち。熟練農家と一緒に受粉作業を行ったさくらんぼは、およそ一か月後に、結実したかの調査が行われるということです。
