日本サッカー協会(JFA)の山本昌邦技術委員長が20日、東京都内のJFAハウスでメディアブリーフィングを開き、日本代表が出場する今夏の北中米ワールドカップのトレーニングパートナーとして、U-19日本代表チームを派遣する方針が決まったと明らかにした。

 U-19日本代表は来年のU-20W杯を目指すチーム。普段の活動と同様に山口智監督がチームを率い、選手人数は「20人程度」を想定している。モンテレイで予定されている事前キャンプから帯同し、グループリーグ3試合の期間に練習をサポートする他、グループリーグ全3試合を現地観戦するという。

 前回カタールW杯ではコロナ禍でトレーニングパートナー帯同が急遽中止になるトラブルに見舞われたが、森保一監督がコーチを務めていたロシアW杯でも今回と同様、U-19日本代表チームが帯同し、元日本代表のMF久保建英、DF伊藤洋輝、GK大迫敬介、DF菅原由勢らがW杯のムードを経験していた。

 当時はグループリーグ第1戦のコロンビア戦の直前からロシア入りし、第2戦のセネガル戦までの帯同。その期間ではルビン・カザンU-19との親善試合も行っていたが、今回は事前キャンプからグループリーグ全試合に帯同するという大型活動となる。

 山本技術委員長は「ロシアW杯では久保建英、菅原由勢らがおり、そういう選手たちが実際にW杯の試合を肌で感じ、一緒に練習する機会があった。そういう意味で言うと刺激満載のW杯帯同となる。未来を見据えて、選手たちの成長に必ず効果があると思っている」と力説。「これまでのデータからもアンダー世代の代表からA代表につながる選手たちのパスウェイが見えてきているので少しでも早くA代表につながる刺激、意識改革を。彼らは実際に代表選手たちと近いところで接する機会も増えるので、意欲につながるところが間違いなくある」と期待を口にした。

 なお、同期間にはフランスでモーリスリベロ・トーナメントが行われる予定となっており、こちらにもU-19日本代表チームが出場。菅原大介コーチが指揮を執る。山本委員長によると、チーム分けに関しては「Aチーム、Bチームという分け方ではない」といい、「選手の成長のためにどちらがいいのかを踏まえて進める」とした。

(取材・文 竹内達也)