TBS「オールスター感謝祭」 島崎和歌子“ブチギレ”でも視聴率が急低下した理由
4月4日、TBS恒例の大型クイズ・バラエティ特番「オールスター感謝祭」(18:21〜23:50)が放送された。今回はMC・島崎和歌子(53)のブチギレが話題となったが、業界ではもう一つ囁かれていることがあるという。
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島崎がブチギレたのは番組開始から1時間が過ぎた頃だった。中盤に放送される名物企画「赤坂5丁目ミニマラソン」への参加を87名の出演者全員に募ったときだった。
島崎:ミニマラソンは希望する全員が参加できるスペシャルイベントになっております。皆さん、参加してくださーい!
――同じくMCの今田耕司(60)も呼びかける。

今田:行きましょう! 自信のある方、ぜひ参加をお願いします!
島崎:お手元のキーパッドでお答えください。ぜひ皆さん、走ってください。
島崎&今田:レディーー、ゴー!
――画面には「マラソン走りたい?」の問いに対し、「【1】走りたい」「【2】走りたくない」の2択が表示される。回答時間の10秒が過ぎると、「【1】走りたい 9」「【2】走りたくない 77」という結果に……。
島崎:ちょっと待ってください! 9名?
今田:9人しか走りたくない……。
島崎:一番の花形のイベントですよ! 何年やってると思ってるんですか?
――島崎の声が熱を帯び始め、叫びに変わっていく。
島崎:冗談じゃないですよ! 30年、30年やっております! 赤坂5丁目、商店街の皆様のお力、赤坂の消防署、警察の皆さんもこの番組のために協力していただいております!
――まるで選挙演説のような絶叫だ。島崎の演説はさらに続く。
島崎:それを、あんたたち、9名だなんて……赤坂の商店街の皆様に、私は、私は、面目が立ちません! 走りたい方は一般の方にもたくさんいらっしゃるんです!
――今田が声を枯らして訴える島崎をなだめ席に着かせようとしたが、それを振り切って……。
視聴率は一桁に
島崎:なめんじゃないよぉ! 9名! 9名!
絶叫する島崎の一方で、今田は希望した9人の中に吉本興業のタレントが4人しかいないことに気づく。
今田:吉本興業、どうなってるんですか! 島田紳助が泣いてますよ!
――見事なコンビ芸だった。
ご存じない方のために言っておくと、1991年秋にスタートした「オールスタ感謝祭」は、当初、紳助と島崎がMCを務めていた。2011年、紳助が“黒い交際”を理由に芸能界を引退。そのMCを引き継いだのが今田だった。春と秋の番組改編期に放送される大型特番は、今回が69回目の放送だった。民放プロデューサーは言う。
「新作ドラマや人気番組の出演者などが一堂に会する大型特番として定着し、TBSの看板を背負ったバラエティの祭典となりました。春と秋の期首番組として、35年もTBSを支えてきたなくてはならない戦力です。ただし、今回の視聴率はひどかった」
視聴率は世帯9・0%、個人6・0%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)。今の時代、それほど悪いとは思えないが……。
「昨年春は世帯11・2%、個人7・1%でしたから、大きく下げたことになります。やはり35年も続いたため視聴者に飽きられているのだと思います。クイズの問題自体は面白いと思うのですが……」
何がいけないのだろう。
“感謝祭のスター”不在
「誰が優勝するかというドキドキ感は、紳助さんがMCの頃のほうが強かったと思います。最近の優勝者は、霜降り明星の粗品かクイズ王・伊沢拓司、クイズ作家のふくらPなど予定調和感がありましたから、結果に白けてしまう傾向がありました。加えて、各ピリオドのチャンピオンを回答時間の総合秒数で決めるようになったため、クイズが得意なタレントが有利となり、意外性も薄くなりました。クイズ番組として楽しむ視聴者が減っていると思います」
今回は伊沢の4連覇を阻んだWEST.の中間淳太が初の総合1位となったが……。誰が優勝するかなど気になるものだろうか。
「今年は大暴走する“感謝祭のスター”が見当たらなかったのも数字に影響したかもしれません」
昨年春の放送では、お笑い芸人の江頭2:50が「コンプライアンス、ぶっ潰す!」と宣言すると、永野芽郁に向かって「俺の女になれ」と追いかけ回し、彼女は恐怖の余り泣き出してしまうというハプニングが話題となった。
「暴走芸がウリの江頭が出演すれば、そうなるのはわかりきっていますけどね。おかげでTBSは謝罪をするハメになりました。かつてはビートたけしさんの乱入なんてこともありましたが、さすがに今回は同じ演出はできなかったのでしょう。また、裏番組の『ブラタモリ』(NHK総合)という強敵の影響もあったかもしれません」
TBSでは40年続いた「アッコにおまかせ!」も3月に終了した。今年で35年の「オールスター感謝祭」もそろそろだろうか。
「年2回の大型特番であり、TBSとタレントをつなぐ“宴席番組”という役割もありますからね。この程度の数字ならMCを変えることはあっても番組は続けていくでしょう」
島崎の姐さんには最後まで頑張ってもらいたい。
デイリー新潮編集部
