男子5000メートルを制した新妻(右)(5日、慶大日吉陸上競技場で)

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 東京六大学対校陸上(5日・神奈川慶大日吉陸上競技場=読売新聞社後援)――男子1500メートルは本田桜二郎(早大)が3分40秒25の大会新記録で優勝し、同5000メートルは新妻遼己(はるき)(同)が13分54秒91で制した。

 昨年の全国高校駅伝でエース区間の1区1〜3位を占めた早大の注目ルーキートリオのうち、2位の新妻、3位の本田が大学デビュー戦を華々しく飾った。

 先に行われた1500メートルに登場した本田は、中盤まで先頭を引っ張った先輩の吉倉ナヤブ直希(3年)のアシストを受け、残り800メートルを切ってペースアップ。一気に後続を引き離し、大会記録を3秒58更新する快走を披露した。目標の3分40秒切りにはわずかに届かなかったが、「最後、切り替えて勝ちきるレースができたのはよかった」と、納得の表情を浮かべた。

 5000メートルの新妻も、ともにオープン参加で順番に先頭を引っ張った先輩の工藤慎作(4年)、山口竣平(3年)にぴたりとつき、残り1000メートルに差しかかるところでトップへ。残り1周まで食らいついてきた慶大の成沢翔英(4年)に最後は7秒近い差をつけて振り切ったものの、「ラスト1キロはもっと上げたかったが、シーズン始めでキレがなく、残り30メートルで足が止まって動かしきれなかった」と反省を口にした。

 チームにはもう1人の注目ルーキーで、昨年の全国高校駅伝1区区間賞の増子陽太に加え、1月の箱根駅伝で4区区間歴代2位の快走を見せた鈴木琉胤(るい)(2年)、3月の初マラソンで2時間7分台をマークした工藤ら実力者がひしめく。練習から高いレベルで競り合える環境に身を置き、本田は「毎日が充実していて、やっぱり早稲田を選んでよかった」と声を弾ませた。

 今季は本田、新妻ともに8月のU20(20歳未満)世界選手権を大きなターゲットとし、新妻は「1500メートルでメダル争いをしたい」と意気込む。後半戦の駅伝シーズンでも1年目から戦力となるつもりで、本田は「箱根駅伝も1回と言わず、4回優勝できたらいい」と、大きな目標を掲げた。