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 ファッションデザイナーのドン小西氏(75)が31日、咽頭がんを患っていることを公表した。現在は通院しながら放射線治療などで完治を目指す。病状進行のステージなどは不明だが、小西氏に近い関係者は「深刻という状況ではない」と話している。

 辛口ファッションコメンテーターとしても知られる小西氏。心臓に持病があったが、2012年11月にテレビ東京系の医療バラエティー「主治医が見つかる診療所」に出演した際、心臓弁膜症が判明。13年2月に手術を受けていた。しかし、ここ数年で再び心臓が不安定な状態となり、「手術をしないと命の保証はしない」と診断された。関係者が「一時はかなり深刻だった」というほどで、今年1月に手術に踏み切った。手術は成功したが、その過程で今度は膀胱(ぼうこう)がんが発覚。今年2月にはがんの除去手術を受け、今年に入って2カ月で2度も手術することに。さらにそれだけでは終わらず、2度目の手術を終えて経過観察している間に、今度は咽頭がんが明らかになったという。

 小西氏は「きっと体のリノベーションをする年なんだよ」と明るく振る舞っており、短期間で2カ所もがんが見つかったという状況にもかかわらず、意気消沈している様子はないという。「これを克服して、同じ病気の人に勇気を与えたいね」とも話しており、仕事についても「命のある限りやり続けたい」と気合を入れている。

 咽頭がんの放射線治療は約2カ月の予定。治療初日当日の30日にはフジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、31日にその模様が放送された。小西氏は「今日からとなると、ちょっとビビるというか」と正直な思いを吐露。一方で声にはハリがあり、暗い表情は一切見せず。「完治するのは間違いない」と前を向き、終始笑顔を浮かべながら「こんな生き方をしたっていう歴史の一ページを残しておきたい。生きて、生きて、生きまくる」と強い意志を示した。

 ▽咽頭がん 鼻の奥から食道までの飲食物と空気の通り道にできるがん。初期症状は、喉の違和感や声のかすれだが、自覚症状が現れないことも多い。咽頭の周りには多くのリンパ節があるため、頸部(けいぶ)のリンパ節に転移しやすいという特徴がある。主な原因は飲酒と喫煙。芸能人ではとんねるずの石橋貴明(64)、タレントの見栄晴(59)が闘病中。20年に中咽頭がんの診断を受けたお笑いタレントのワッキー(53)は寛解し、仕事復帰した。