元『ジャンポケ』斉藤慎二被告の初公判 「無罪主張も謝罪、示談申し入れは矛盾」 実刑の可能性も

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初対面の女性が『同意してくれている』と主張

無感情に虚空に目を向ける男……。それは、かつて個性的な風貌を生かした独特の顔芸で、お茶の間を笑いの渦に巻き込んだ人気芸人と同一人物とは思えないほどだった──。

3月13日、元『ジャングルポケット』の斉藤慎二被告(43)の初公判が東京地裁で開かれた。

注目の裁判とあって、この日、東京地裁前には20席の一般傍聴席を求め、約300人の長蛇の列ができるほどだった。9時半過ぎ、斉藤被告を乗せたハイヤーはスピードを落とさないまま、東京地裁に入っていく。彼は3列シートの最後尾に座っていたため、その顔を確認することはできなかった。

10時に開廷した初公判で1年9ヵ月ぶりにメディアの前に姿を見せた斉藤被告は、黒のスーツに青いネクタイを着用。比較的、落ち着いた表情をしていた。

「斉藤被告は’24年7月30日、東京・新宿区で、バラエティ番組の撮影のために用意された駐車中のロケバスの中で犯行に及んだとされています。この日、初対面だった20代の女性タレントのAさんに『かわいいね』などと声をかけ、拒絶されたにもかかわらず、午前、午後にわたり胸を触ったり、キスをするなど複数回、性的暴行を加えたとして同年10月7日に不同意性交等の罪で書類送検されています」(全国紙社会部記者)

斉藤被告は、「私の行為に女性が同意してくれていると思った」などと起訴内容を否認し、無罪を主張。その一方で、Aさんに対し、謝罪と示談の申し入れをしていることも明かした。これについて、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は、次のように話す。

「斉藤被告は、その日に初めて会ったAさんが『同意してくれていると思った』などと話し無罪を主張していますが、常識的に考えて、その言葉をそのまま信じることはできません。そもそも、無罪を主張するのであれば、Aさんがウソをついているということになりますから、そのAさんに対して謝罪と示談の申し入れをするのは矛盾を感じます。起訴されてからの示談申し入れということを考えると、量刑の軽減を狙っている弁護士サイドの戦略のように感じます」

では、示談が成立せずに、有罪となった場合、どれくらいの量刑が科されるのだろうか。

「斉藤被告のケースは、俳優の新井浩文(47)さんのケースにかなり近いです。強制性交罪で起訴された彼は、性行為自体は認めつつ、無罪を主張しました。懲役5年の一審判決後に慰謝料300万円を払い、和解が成立しました。その結果、東京高裁では、4年に減刑されています。これに準ずるでしょうから、拘禁5年の求刑に対し、4年の実刑判決になる可能性はあると思います」

午前11時過ぎ、東京地裁から斉藤被告を乗せたハイヤーが出てきた。斉藤被告は、報道陣のカメラのフラッシュを気にするそぶりを見せたが、冒頭のように、少し横を向き、虚ろな表情のままだった。

次回公判は3月17日に開かれる予定だ。