元世界女王キム・ヨナが告白 時代を作った浅田真央との“氷上の緊張”「とても仲良くなれるような周りの状況ではなかった」

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キム・ヨナが現役時代にライバルにあった浅田との関係性を打ち明けた(C)Getty Images

 かつて氷上で“覇権”を争った二人には、ライバルがゆえの緊張が少なからずあった。

「私たち『仲が良い』ということには、何とも言えない」

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 そう明かすのは、2010年に開催されたバンクーバー五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得したキム・ヨナだ。かつて日本でも一世を風靡した元世界女王が赤裸々に語ったのは、日本エースであった浅田真央との関係性だ。元バレーボール韓国代表のキム・ヨンギョンのYouTubeチャンネルで当時の心境を告白している。

 ティーンエージャーの時から凌ぎを削り合ってきた。同世代でもあり、世界の関心も高まる中、キム・ヨナは浅田に対して、複雑な感情を抱いていたという。

 韓国バレー界の“女帝”から「浅田選手とは親しいの?」と問われた35歳は、こう切り返している。

「たとえば、試合に行って相手チームの選手と親しく会話もしないでしょう? 私たちの場合は個人競技でもあるから、大会ですら会話をしなかった。たとえ会っても、交わすのは、簡単な挨拶ぐらい。お互いに徹底的に分析もされていたと思うから。ちょっとした行動が比較されてしまう。しかも、年齢も体型も似ていたから、まるで『運命のよう』と比べられるような関係が続いた」

 さらに日韓関係が二人を取り巻く周囲の緊張を高めていたと回想するキム・ヨナは、「私たちの国は、そういうことに敏感なので、より一層の関心を集めていたような感じがある」とし、浅田と親しくできなかったワケを改めて語った。

「私たちは『日本』と『韓国』としてあまりにも比較されすぎて、近づく時間すらなかった。今、当時を振り返ってみると、本当にそういう状態だったと思う。とても仲良くなれるような周りの状況ではなかった。引退後に会う機会があれば、(関係性も)変わったかもしれないけど、それもなく……。今はそれぞれが自分の人生を一生懸命に生きているし、何かで目にしても『あぁ、元気にしているんだな』と思うぐらい」

 フィギュア界で一時代を作り、お茶の間にも話題を提供した日韓エース。しかし、二人の間には、稀代の大スターとなったからこその気まずさがあったようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]