60代で見つけたシンプルメイク。「女性の価値は若さ」という価値観を手放したらラクになった
きれいでいることに、若さや他人の評価は関係ない。60歳目前でそう気がついたと語るのは、暮らしのヒントをYouTube「60歳からの幸せライフ」で発信しているライフさん。自身の経験から「いいね」と納得できる姿を目指す考え方やメイクについて語ります。

スキンケアもメイクもワンパターンが結局仕上がりがいい
私、メイクも苦手なんです。眉スタンプなどあれこれ試してみてもなにひとつ上手に使えず、そんな自分にあきれるやら、悔しいやら。そこで、もう挑戦するのはやめよう、自分ができることだけやろうと、半分あきらめの境地でたどりついたのが、今のメイクです。
スキンケアはオールインワンジェルとオイルを塗るだけ。その上からフェイスパウダーをはたき、眉毛を描いて、チークと口紅を塗ったら終了です。毎日同じメイクですが、ワンパターンだからこそ失敗することがありません。本音をいえば、もう少し眉毛がうまく描けたらいいなとは思うけれど。
フェイスパウダーとリップはセザンヌ、チークはエトヴォス、眉ペンシルはダイソーのもの。コスメはできるだけ石けんで落ちるものを選んでいます。スキンケアはアロエベラジェルとダマスクローズオイルの2品で終了。
絶望から救い出してくれた「お母さん、きれいだね」のひと言

今から4年前、60歳の誕生日を控えた私は、どうにもならない絶望を感じていました。シワが増え、肌もたるみ、日に日に老け込んでいく自分を見るのがつらくてつらくて。「60歳になったら終わりだ」とさえ思っていました。
ちょうどその頃、娘のすすめでYouTubeを始めることに。視聴者数は数人だけでしたが、動画を編集し終えたときに感じる達成感が忘れられなくて、毎日夢中で動画を作成していました。
そんなある日、出かけた先にクリスマスツリーがあり、その前で撮った写真を娘に送ったら、娘から「お母さん、きれいだね」というメッセージが。うれしかったですね。60歳になった私に、だれかが「きれいだね」と言ってくれるなんて思いもしなかったから、涙が出るほどうれしかった。
「女性の価値は若さ」という価値観が自分を苦しめていた
そのとき、気がついたんです。「若くなければきれいじゃない」と思い込んでいたのではないかって。私は「女性の価値は若さ」という価値観が横行する社会で生きてきた世代。無意識のうちに刷り込まれた価値観が、60歳目前の自分を深く苦しめていたことに、娘のひと言で気づくことができたんです。
だれかと比べたり、だれかの目を気にする必要なんてない。今の自分が「いいね」と納得できる自分でいられたらそれでいいんだ。そう意識が変わってからは、気持ちが軽くなり、自分に手をかけてあげることも楽しくなりました。
顔のたるみを防止する顔ストレッチなど、新しいことにも日々チャレンジしています。あれから4年たちましたが、64歳なりに、納得できる自分に近づけているんじゃないかなと思います。
