きょうもドル円は上値追いが続いており、一時151.85円付近まで上昇。本日の200日線が152円ちょうど付近に来ており、その水準を試しに行くか注目される。

 ただ、全体的に市場のトーンは落ち着いている。トランプトレードによるドル買いも一服する中、市場は来週のFOMCの動向を気にしている。FOMC委員は現在、金融政策に関する発言を控えるブラックアウト期間に入っており、発言は聞こえてこない中、来週のFOMCを占ううえでは明日の米消費者物価指数(CPI)と木曜日の生産者物価指数(PPI)が最後の手掛かりになりそうだ。

 来週のFOMCでの0.25%ポイントの利下げを裏付けるか注目されるが、市場は前回よりは若干高めの数字を予想している。これが上振れるようであれば、利下げは見送られる可能性も浮上。

 しかし、可能性としては薄いとも見られているようだ。エコノミストからは、「市場は年末に向けて勢いを失っているようで、参加者は何らかの新たなきっかけを待っている。今後のインフレ指標は、比較的堅調な米雇用統計でも、さらなる利下げ期待を裏切ることはない」と指摘も出ていた。

 短期金融市場では、追加利下げの可能性を80%超で見込んでいる。

 なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は151.90円に観測されている。

10日(火)
151.90 (6.7億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美