ロールモデルは守田英正。鹿島ユースの1年生ボランチ福岡勇和の貪欲な向上心「3戦目で絶対に取りたい」と大一番に意気込み【U-16代表】
カタールで開催されているU-17アジアカップ予選。U-16日本代表は10月23日の初戦でネパールから9点を奪った一方で、まさかの2失点。課題を残して迎えた25日のモンゴル戦は、磐石の試合運びで7−0の完勝を収めた。
ネパール戦から先発を10人入れ替えて臨んだ一戦で、攻守において人一倍汗をかいた選手がいる。ボランチの福岡勇和(鹿島ユース/1年)だ。
「ハーフタイムに監督からアドバイスをもらったので、良くなったのかなと思います」
廣山望監督から主体的な動きを求められると、ふたりのCBをサポートする形でビルドアップに関わるだけでなく、機を見て高い位置に入り込みチャンスに絡んだ。
足は最後まで止まらず、日本の勝利に貢献した福岡。「自分が中心になって前半からうまくやれたらとは思うけど、その反省を後半に活かせて良かった」と振り返るが、モンゴル戦のパフォーマンスに全く満足していないとも話す。
「チームとして得点を奪えて、課題を改善できたところはあったけど、ボールを受けてから前に配給できなかったし、自分がもっとやらないとチームが回っていかない。自分に対する反省が多くありました」
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結果を残しても慢心はしない――。そのスタンスは所属クラブでも変わらず、常に高い向上心を持って日々を過ごしてきた。昨季は鹿島つくばジュニアユースに籍を置き、ユースに昇格した今季は1年生ながら主軸としてプレーする。
U-18高円宮杯プレミアリーグでは、ここまでの19試合中15試合に出場し、ボランチながら2ゴールをマークしている。そうした結果に満足しても不思議ではないが、福岡は「自信はなくもないですけど、まだ足りない」と言い切る。その貪欲な姿勢が自身の成長を支えているのは確かだ。
来秋のU-17ワールドカップを目ざすU-16日本代表でも重要な役割を担う男が参考にしているのは、森保ジャパンのMF守田英正(スポルティング)だ。
「代表とかを見ていると、自分に近いところがあると思ったのでよく見ています」
気の利いた位置取りでボールを引き出し、強度の高い守備でもチームを助ける。攻撃でも守備でも存在感を示すプレーを指針としている。
残された試合はホスト国カタールとの最終戦のみ。引き分け以上でグループ首位が決まり、U-17アジアカップ(U-17W杯の最終予選)の出場が確定する。27日の大一番で福岡はさらに真価を発揮できるか。「自分はまだ点が取れていないので、3戦目で絶対に取りたい」と、中盤のコントロールタワーは意気込んだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
