「米台関係の大幅な強化を」訪台のボルトン元大統領補佐官

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(台北中央社)台湾を訪問中のボルトン元米大統領補佐官が29日、台北市内で開かれたシンポジウムに出席し、米台関係の大幅な強化を訴えた。

シンポジウムは独立派団体の「世界台湾人大会」や「台湾国家連盟」が共催したもので、ボルトン氏は台湾の長期的な安定のための方策について講演を行った他、与党民進党の羅致政(らちせい)立法委員(国会議員)らと「全体主義と民主主義の決戦」をテーマに対談した。

「米国が台湾を国家承認すべきだと私は2000年に主張していた」とボルトン氏。この目標を達成する前、米台双方にはより幅広く踏み込んだ戦略的対話が必要だとし、どんな武器を売却するかや役割分担についての協議は「中国が攻撃してからでは手遅れだ」と危機感を示した。

中国を抑止するには、米国はより多くの軍艦を台湾海峡に派遣し航行の自由を確保する他、台湾への武器供与も強化しなければならないと指摘。一方、台湾にとって戦う意志を強めることは軍事力の増強よりも重要だとし「力は挑発ではなく弱腰こそは挑発だ」と力を込めた。

また中国がここ数日、軍用機の派遣など台湾への軍事圧力を強めているのは、自身の訪台に関係していると記者から教えられたことに触れ、「事実なら光栄だ」と話した。

ボルトン氏は今回、「世界台湾人大会」などの招きで26日から7日間の日程で訪台。来月1日に行われる独立派団体「台湾人公共事務会」の40周年記念イベントでは、蔡英文(さいえいぶん)総統や頼清徳(らいせいとく)副総統らと同席するとみられる。

(黄雅詩/編集:羅友辰)