台湾・台東の高校 「郷土言語」の授業で先住民集落訪問 伝統文化学ぶ(教育部提供)

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(台北中央社)台湾では2022年度から全国の小中高校で「郷土言語」と呼ばれる台湾語や客家語、原住民(先住民)諸語などの授業が正式に教育部(教育省)の定める必修科目とされた。原住民族の比率が多い東部・台東県の台東高校では生徒らがパイワン族やルカイ族が多く住む同県金峰郷嘉蘭集落を訪問し、伝統文化を学んでいる。

同部が5日発表した報道資料によると、生徒らは訪問先で伝統的な暮らしや服飾、飲食、狩猟などの文化を体験。また歌などを学び、幼い時から都市で育った多くの生徒たちにアイデンティティーを育んでもらっているという。

同部では19年の国家言語発展法の施行を受け、22年度から継続して各言語の教材を編さんしていると説明。正規カリキュラム以外にも、各学校が独自に夏休み期間中の特別カリキュラムを設定し、郷土言語学習への興味喚起に取り組んでいるとしている。

同部国民・学前教育署は、体験を通じて生徒や児童に伝統文化や芸術を味わってもらい、エスニックグループ間の文化の違いに対する理解と尊重を促進し、学習への興味を持ってもらいたいとの展望を示している。

(陳至中/編集:齊藤啓介)