ドイツ代表DFアントニオ・リュディガー【写真:ロイター】

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日本代表にまつわる名場面を回顧「浅野琢磨VSリュディガー」

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)に出場した日本代表はグループリーグでドイツ、スペインという強豪を破り、2大会連続16強を達成。日本中に感動を巻き起こし、8日にチームは解散した。ここでは大会中にあった日本代表にまつわる名場面を回顧。今回は浅野琢磨VSドイツ代表リュディガー。グループリーグ初戦の試合中にリュディガーが浅野を煽るような仕草を見せ、物議を醸すことに。しかし、浅野がその後に決勝弾を決め、痛快な活躍となった。

 問題となったシーンは、ドイツが1-0でリードしていた後半18分。リュディガーはスルーパスに抜け出した浅野を追いかけた際、あからさまに両足を高く上げながら走って追いつき、浅野にボールを触らせず、日本のチャンスを封じた。日本と浅野に対し、おちょくるようなジェスチャーにも見えた。これが、ABEMAで解説を務めた元日本代表MF本田圭佑が「バカにした走り方」「ちょっと今のは性格悪い」と指摘したのをはじめ、各国で批判を浴びることに。

 海外のメディア、解説者はもちろん、ドイツ国内からも苦言が寄せられた。特に、2002年日韓W杯準優勝メンバーのドイツ代表MFディートマー・ハマン氏は「非常に未熟で狂っていると思う。傲慢だ。彼は笑っていた。リスペクトに欠けているし、説明も言い訳もできない」と痛烈に批判。この意見にドイツ国内のファンからも「ド正論」「彼の言っていることは正しい」と支持する声も多く上がった。

 しかし、この試合で1-1で迎えた後半38分に浅野が決勝弾。ドイツを失意に追いやる痛快なゴールを決め、英ラジオ局「トークスポーツ」は「最初はからかわれたアサノが最後は笑った」とリュディガーを見返した一撃を称賛した。結果的にこの敗戦が響いてグループリーグ敗退となったドイツ。リュディガーは自身のインスタグラムで「ただただ、とてつもなく落ち込んでいる……」「これを乗り越えるにはしばらく時間がかかるだろう」と失意を記し、2人は好対照な結末となった。

(THE ANSWER編集部)