スマホの買い替えは「本体の容量」で決断する! 新スタイルの選び方
Apple iPhoneシリーズのように同じ機種なのにいくつか容量のバリエーションが設けられている機種が売られていることも珍しくなくなってきました。
例えば32GBのモデルなら2万円。しかし倍の64GBモデルは3万円の値段がついていた場合、この1万円差はかなり悩んでしまうという人も多いでしょう。
「容量不足はmicroSDカードで補う」という使い方ができればいいのですが、外部メモリーカードに対応しない機種も増えてきたので、買った後の容量不足は「買い替え」でしか解決することができません。
そこで今回は、携帯選びの際の「容量」について、筆者なりに気にしていることをご紹介していきます。
○以前は「音楽」や「写真」、現在は「アプリ」で考えよう
長らく筆者は携帯電話の販売に携わってきました。
その際に容量で迷われるお客様に対しては、
「音楽、どのくらい入れますか?」
こう確認をして、そこから容量を選んでもらうようにしていました。
数年前はスマートフォンと別にiPodやウォークマンを持っているのが当たり前。
特にスマートフォンへ買い換える場合、携帯電話と音楽プレイヤーをひとつにまとめたいと考える人が多くいました。
そこで、これから購入するスマートフォンの容量の目安として
「今使っている音楽プレイヤーの容量、曲数を元に余裕のある容量のスマホを購入する」こうした判断基準をオススメしていました。
また「写真」で例えることもありました。
スマートフォンで撮影された写真はだいたい1枚あたり1MBから3MBほど。もし容量が8GBのスマートフォンであれば、写真だけで数万枚の保存が可能です。
しかしながら現在は
・音楽はストリーミング再生(本体の容量を使わない)
・写真1枚あたりの容量は変わらないが、以前に比べスマートフォンの容量が大容量化
このように音楽や写真の保存できる数では買うべき容量を決める参考にはなりません。

そこで今気にして欲しいのが「アプリ」です。
アプリひとつひとつの容量は数十MBから数百MB。音楽や写真に比べると、アプリひとつあたりの容量は10倍以上あると覚えておくといいでしょう。
また、アプリの中でも「ゲーム」は本体の容量をかなり使います。
簡単なブロック崩しのようなゲームならば通常のアプリと使う容量に差はありませんが、いわゆる「ソーシャルゲーム(ソシャゲ)」のように頻繁にアップデートが行われ、ゲーム内容が著しく更新されていくものはあっという間に数GBの容量を使います。

筆者自身はこれまで、電話の着信やメッセージの通知に気づけないことが嫌でほとんどスマートフォンにゲームを入れてきませんでした。
しかし昨今の外出自粛などで「暇な時間」が増えたことから興味本位にいくつか周りで遊んでいる人の多いゲームアプリを入れてみたところ
・初回起動時、追加データのダウンロードで3GB
・以降、毎週のアップデートで数百MB
このような追加で想定外の容量のダウンロードが行われました。
もし、現時点でも複数のゲームをインストールし遊んでいる場合、買い替え先のスマートフォンの容量に余裕を持ったものを選ぶのがベストです。
○「保存できる容量」は「買った容量-10GB」
また、注意したいのが「購入時に使われている保存容量」です。

スマートフォンには動かすための「OS」という基本ソフトが入っています。
この基本ソフト分の容量も、買ったスマートフォンの容量を利用しています。
上記の写真の通り、筆者が使用中のiPhone SEの容量は64GB。
アプリ1本あたり100MBと仮定して、50本近いアプリを入れた状態で5GB使っているとしても、表記の通りであればインストールしたアプリ以外にも「約10GB」が使われています。
この「約10GB」はスマートフォン購入時から使用されていた分です。
つまり、スマートフォンを動かすために必要なソフトの容量です。
インストールしたアプリの本数や音楽、写真の量を単純に計算し「足りる」と思っても、実は最初から使われている容量を含めるとそんなに余裕がない可能性もあります。
スマートフォンの買い替え時は、現在使っているスマートフォンの空き容量をチェックすることは大事です。
「自分のスマートフォンが、何GBの容量があるか把握していない」
実は、こういう人は意外と多く、買い替え後に
「新しいスマートフォンの方が容量が少ない」
それが原因でデータの移行ができない、使い始めてすぐに容量がいっぱいになってしまったというトラブルを聞くこともあります。
まずは自分のスマホの容量を確認し、その上で「重たそうなアプリを入れそう」ならば、少し容量の大きなモデルを選ぶのがオススメです。
執筆 迎 悟
