森田千葉県知事(左)と坂上忍(C)共同通信社

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「知事をリコールすべきだ!」という声はSNS上で日増しに大きくなっている。

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 9日午前に台風15号が千葉県を通過し、大規模停電や住宅の損壊など、甚大な被害をもたらしてから2週間。22日午後10時現在、南房総市、市原市などでは、いまだ約2300戸が停電。約1万戸に上る住宅被害では、飛ばされた屋根瓦をブルーシートで覆うなど応急処置でしのいでいる状態だ。

 県が災害対策本部を設置したのは停電発生から丸1日たった10日、市町村に職員を派遣したのは、台風直撃から3日後の12日。森田健作知事(69)が被災現場の南房総市を視察したのは5日後の14日だった。さらに被害の大きかった鋸南町を視察したのは、11日後の20日。住民からは、「もっと早く来て欲しかった」の声が上がったというが、当然だろう。あまりに遅い県の対応に、森田知事に対する批判が続出している。

 先週18日放送の「バイキング」(フジテレビ系)では、自らも千葉県在住で被災したMCの坂上忍(52)が、初動が大幅に遅れたことについて「(森田知事の)顔が見えない。個人的な意見としては真ん中に位置している県の責任がかなり重いと思っています」とコメント。

 翌19日の放送でも坂上は憤慨。森田知事が首相官邸に赴き「激甚災害」の指定を求めた際の会見で「混乱の中でいろいろ問題が出てきた。誰が悪い、これが悪いではない」と話したことについて、「首長さんだったら、前に出て行って責任を取りにいくような陣頭指揮を執ってくれないと」と話した。

■“地金”が出た

 責任を転嫁するような森田知事の発言についてはツイッター上で、「おまえが悪い!」と総ツッコミが入り、大炎上。芸能文化評論家の肥留間正明氏はこう話す。

「行政の長としてもっとも率先して動くべき立場であるにもかかわらず、その対応はあまりにもニブく、まったく呆れます。電気や水に困っている県民を前にして、これでは行動力のカケラもなく、話にならない。知事失格です」

 森田知事は、代表作のドラマ「おれは男だ!」をはじめとして、俳優、歌手、タレントとして活躍した後、参院、衆院の議員を経て、2009年に千葉県知事に初当選し、17年に3度目の当選。肥留間氏が続ける。

「国会議員時代から見てもこれといった実績は見当たりません。タレント知事として人気があって、たいした仕事もしないから行政機関にとっては御しやすい知事だったのかも知れない。しかしこうした事態になったときこそ地金が出ます。リコールの声が上がっているのももっともな話です。単なる人気投票ではいけない。こういうタレント政治家に対しては、今後も冷静に見極めていく必要がある」

 まずは“男らしく”初動の遅れを認めて、県民に謝罪したらどうか。