ポケモンGO「調べてもらう」更新、個体値100%リストも一瞬(検索の使い方・かんたん厳選のやり方ガイド)
従来はリーダーによって違う曖昧なセリフを解読して何度もタップしていたのが、更新後は三つ星(+パーフェクト)の総合評価と、能力値別のグラフで一目瞭然に。
さらにポケモンボックス検索の新機能を使うことで、いわゆる個体値が100%のパーフェクトポケモンだけを一覧したり、逆に一定以下のポケモンを絞り込んで一気に博士に送るなど、いわゆる厳選が劇的に楽になりました。
いわゆる「種族値・個体値」のおさらい
ポケモン詳細画面のメニューから選べる「ポケモンを調べてもらう」は、ポケモン一体ごとの能力や個性、いわゆる個体値を調べる機能。
攻撃力や防御力といったポケモンの能力のほとんどは、リザードンなりミュウツーなりの種族によって決定します(これがいわゆる「種族値」)。しかし同じ種族のポケモンでも、種族値に多少上乗せするかたちで、一体ごとに若干の能力差が存在しています。これがいわゆる「個体値」です。
(しつこく「いわゆる」をつけていますが、種族値・個体値といった言葉は公式な用語ではなく、あくまでゲームを遊ぶ側が通称としてつけた呼び名であるためです。)
個体値は攻撃・防御・HP(スタミナ)の三項目について、それぞれ0から15の数値が内部的に設定されています。また総合的な評価を簡潔に示すため、三項目を合計して0%から100%で表現することもあります。(15/15/15、計45を100%とする)。
「ポケモンを調べてもらう」
従来の「ポケモンを調べてもらう」はこの個体値の合計を、チームリーダーごとに「驚異的で、芸術的だ」や「全体的に普通の強さだと思うわ!」などと4段階の台詞で評価したのち、攻撃・防御・HPのうち最大のものを「(特に何々が)素晴らしいぜ!本当にな!」「バトルで活躍してくれると思うわ!」などと台詞で述べる形式でした。
数値を直接見せるのではなく定型フレーズの組み合わせで表現したのは、かつてのポケモンゲームからの伝統であると同時に、台詞でリーダーの個性を表現しつつ、ポケモンをただの数値に還元せずあくまでこの世界の生き物として描く意図があったのかもしれません。
しかしリーダーによって表現が違うため、青の「目を引くものがある」は黄の「とっても強いぜ!」より上なのか下なのか分かりにくくチームを超えたコミュニケーションに齟齬が出ることや、総合(合計)から個別の順に話すため場合によっては「活躍が難しそうだ」からの「素晴らしい。驚いているよ」と不自然になるといった問題もありました。
またユーザーインターフェースとしても、途中でキャンセルできない数段階のセリフをタップで送る必要があったり、多数のポケモンを評価したいときも一体ごとに改めてメニューから「ポケモンを調べてもらう」を選ぶ必要があるなど、よほど調べて欲しくないのかと思わせるような問題がありました。
3つ星+三項目グラフで一目瞭然に
ポケモンGOのアプリ更新後は、この「ポケモンを調べてもらう」が全く新しい仕組みに刷新。合計の総合評価を三つ星で、各能力値それぞれの具体的な数値をグラフで一望できるようになりました。
しかも評価を開いたまま左右にスワイプすれば次のポケモンが見られるため、コミュニティ・デイのあとなど、多数のポケモンからどれを博士に送りどれを育成するか選ぶ、いわゆる「厳選」も劇的に楽になります。
三ツ星評価の意味
☆☆☆(星なし):個体値合計が約49%以下。従来だと「バトル向きではない」等だったクラス。
★:合計約50から64%
★★:約66から80%
★★★:約82から98%
赤背景に★★★:100%、いわゆる個体値パーフェクト
総合評価のバッジ(シール?)は星ゼロから三ツ星までですが、パーフェクト個体のみ、バッジ部分がオレンジではなくピンクで表示されます。
従来の台詞による総合評価では、約82%以上は同じ「トップレベル / 芸術的 / 言うことなし」だったため、100%を即判別できるのも新しい機能です。(この「パーフェクト」に事実上どんな意味があるかは後述)。
グラフの意味
下の棒グラフはそのまま、5区切りで個体値0から15の数字を表しています。
こうげき:与ダメージ量
ぼうぎょ:被ダメージ量
HP:体力(バトル時の実際のHPを修正する量)
繰り返しになりますが、この値はポケモンの種族ごとの能力に若干上乗せするかたちでバトルに影響します。レイドやジムなどで実用される強力なポケモンほど「種族値」が高く、このグラフで示される「個体値」の影響は相対的にさらに低くなります。
ポケモンボックス検索の使い方
今回新たに加わった三ツ星式の総合評価は、ポケモンボックスの検索でも使えます。キーワードは、
[0から4の数字]*
数字の後ろに半角のアステリスク(*)です。
たとえば
4*
と入れることで、手持ちのすべてのポケモンからパーフェクト個体値ポケモンのみを一覧できます。

ポケモンボックスはポケモンの種族名やニックネームのほかタイプ、わざ、CP、色違い、進化できるか否か、今回の個体値評価などで検索でき、「かつ」の& や「または」の, など演算子も使えます。
なので例えばコミュニティ・デイなど、
「特定の種族のポケモンで、個体値が80%以下のポケモンを絞り込む」場合
+[ポケモンの種族名]&0*,1*,2*
例:
+ピカチュウ&0*,1*,2*
で一覧できます。まとめて選択して博士に送る際などに便利です。

上の検索式を言葉にすれば、「進化前後含めたピカチュウ種族で、かつ個体値の総合評価がゼロ、または星1、または星2であるもの」。
+は種族指定。「ピカチュウ」ではピカチュウしかヒットしませんが、+ピカチュウならばピチューもライチュウもヒットします。
なお最初のアンド(かつ)をコンマ(または)と間違えると「ピカチュウ族または〜」になり、ピカチュウ以外の低個体値ポケモンも入ってしまいます。同様に、総合評価の数字*どうしをアンドで結んでしまうと、「個体値が0から48.9%であると同時に50から64%であるもの」の意味になり、定義的にあり得ないためなにもヒットしません。
手で打つのは面倒なので、キーボードにより定型文やコピペを使うか、iOSならば
&0*,1*,2*
を単語登録しておくとやや楽になります。
個体値どんだけ重要?と「調べてもらう」の意義
個体値ほか特定要素の優れたポケモンを調べて残すことをいわゆる「ポケモンの厳選」といい、ポケモンGOよりも複雑なシステムの本編ポケモンでもさまざまな理由・方法で続けられてきました。
厳選には手間がかかり、また高個体値のポケモンを手に入れるには運か膨大な時間が必要なこともあって、ポケモン好きのあいだでは実際のゲーム内の性能差や勝敗以上に、エリートな個体を持っていること自体が自慢になったり、逆に個体値の影響など限られていると論争になりがちです。
しかしポケモンGOに限っていえば、個体値はそこまで気にする必要はありません。たとえば「パーフェクト」と聞くとそれ以外は劣るようでもありますが、まず個体値の影響はよく「誤差」と表現される程度です。
もう少し具体的にいえば、
・バトル時の実際の計算では種族ごとの能力とわざの差がほとんど。大げさにいえば、ビルの屋上に立って地面からの高さで背比べするようなもの。
・種族としての能力に上乗せするかたちで計算されるため、バトルで活躍するクラスの強ポケモンの場合、個体値の影響はさらに小さい(乗算ではなく加算)。理論値でも数%程度。
・トレーナーレベルでポケモン強化の上限は変わるため、レベル差によっては最大に強化したパーフェクト個体よりも、レベルが上のトレーナーの平均的なポケモンが強くなる。
・「パーフェクト」や総合評価は攻防HPの合計。なので攻撃が最高の15でも、防御HPが低いために星1や2になることもある。その場合、ポケモンGOのバトルでもっとも重要な攻撃については星ゼロでもパーフェクト個体と変わらない。
・また計算式の関係で、パーフェクトと未満で全く差が出ない状況も多い。
総合的にいえば、個体値については「普通にプレイしている分には気にする必要はない。個体値以外が完全に同じ条件ならば理論上は若干の差が出る場合もあるため、バトルを突き詰めたいなら、特に対人対戦でCP計算にこだわるなら」程度。
わずかでも差が出る可能性があるならできることはやるべきだ、と考えるか、それ以外の要因の割合が大きすぎ不確定すぎるため実質的に手間に見合わないと判断するかはプレイスタイルの範疇といえるでしょう。
もちろん、性能に全く差がないのに色違いポケモンを皆が欲しがるように、現実的なバトルへの影響とは別に「パーフェクト個体」を持っているのが満足であるとか、高個体値を揃えたいこと自体は、自由なポケモンの楽しみ方のひとつです。
一方で、今回のアップデートで高個体値のポケモン確認が誰でも楽にできるようになったため、これまで気にはなっても面倒なのでやっていなかった、やり方が分からなかった、そもそも興味がなかったというトレーナーにとっても手が出しやすくなったのは確か。
実用上はそこまで差がないと理解したうえで、コミュニティ・デイなど大量に集めた際に比較的優れた個体だけを残したり、二体のうちどちらを強化するかを決める際のものさしとしては有効です。
アップデートを機にポケモンボックス検索で3* や 4* と入れて意外な結果を楽しんだり、総合で低評価のポケモンも得手不得手は一体ごとに違うのを手軽に確認できるようになったことで、新しい「調べてもらう」機能は、これまでバトルや個体値云々にさほど興味がなかったトレーナーにとっても、自分のポケモンだけの個性を実感する方法になったともいえます。
