2005年の栃木小1女児殺害事件で殺人などの罪に問われていた被告の控訴審第5回公判が5日、東京高裁で開かれた。女児の遺体に付着していた粘着テープの指紋を調べた茨城県警の捜査員が検察側証人として出廷し、「テープをDNA型鑑定するとは想定しておらず、指紋検出の器具を使い回していた」と証言した。共同通信が報じた。

 検察側は「指紋検出作業の過程で不特定多数の人のDNA型が混じった可能性が高い」として、鑑定結果は証拠にならないと主張した。

「DNA型鑑定想定せず」と証言 栃木小1殺害事件で捜査員(共同通信)