放置しちゃダメ! 「化粧品」を捨てるタイミングと処分方法
女性の生活必需品とも言える「化粧品」ですが、好きなブランドの新作を購入して古いものを放置したり、肌に合わずに使用を中止したりして、いつの間にか使いかけがたくさんたまってしまう、という人も多いことでしょう。
古くなった化粧品は変質する恐れがあるほか、そもそも、放置し続けた化粧品を使って化粧をしても楽しくはないもの。そこで、化粧品を捨てる正しいタイミングと処分方法を知ることも大切です。
オトナンサー編集部では、日本化粧品工業連合会の高野勝弘技術部長に聞きました。
化粧品「使用NG」の目安とは
そもそも、ほとんどの化粧品は「使用期限」がありません。これは「医薬品医療機器等法(旧薬事法)」の規定で、製造後3年以内に変質する化粧品を除き、使用期限を表示する必要がないため。しかし、「使用中に中身が少しずつ空気に触れたり、雑菌が混入したりすると品質が劣化します。トラブルを防ぐためにも、開封した化粧品はできるだけ早く使い切りましょう」(高野さん)。化粧品は直射日光や高温多湿、激しい温度変化を避けて、常温で保管するのが基本です。
その上で、化粧品が「使用NG」となる目安は以下の通りです。
【変色】
白いクリームが明らかに黄色くなったり、透き通った液体が濁り始めたりしたら捨て時です。
【臭い】
唇に直接つける口紅やグロスなどは、雑菌によって臭いが発生しやすくなります。変な臭いがしたら、使用を中止しましょう。
【分離】
化粧品は、乳化剤の作用で成分が混ざり合っているのが本来の状態。明らかに水分と固形物が分離していたら捨て時のサインです(使用前に振って混ぜるタイプは除く)。
【使用感の変化】
ざらついたり、脂っぽくなったりして使用感に変化がある場合、成分が変質している可能性が高いため、使用を控えましょう。
【アイテム別】処分方法一覧
それでは、古くなった化粧品はどのように捨てればよいのでしょうか。
高野さんによると、化粧品も一般ごみと同じく基本的には分別が必須。主な化粧品の処分方法は以下の通りです。
【化粧水、乳液、クリーム、日焼け止め】
中身が残っている場合、化粧水や乳液は新聞紙などに吸わせ、クリームなどはビニール袋に入れて可燃ごみとして出します。容器は水洗いをして、素材ごとに分別します。
【ファンデーション(パウダー、リキッド、クリームなど)】
パウダーの使い残しはそのまま可燃ごみへ。リキッドタイプやクリームタイプは中身を新聞紙などに吸わせ、可燃ごみとして処分します。ケースは素材を確認して分別を。
【口紅】
中身は折り切ってティッシュなどにくるみ、可燃ごみとして捨てます。容器部分は素材ごとに分別しましょう。
【マニキュア】
パイプ詰まりや環境汚染の原因になるため、排水口に流すのはNG。化粧水などと同じく、中身を新聞紙などに吸わせましょう。固まっている場合は、除光液を使って薄めると出しやすくなります。作業は必ず風通しの良い場所で。空になった容器はキャップとボトルを分別して捨てます。
【香水】
香水も中身を紙に吸わせて処分します。アルコールなどの化学成分が含まれており、また臭いも取れなくなるため、排水口に流すのは避けましょう。
「化粧品の容器は、プラスチックやガラスなどさまざまな素材で作られています。捨てる時は表示を確認し、各自治体の分別ルールに従いましょう」(高野さん)
(オトナンサー編集部)
