学生の窓口編集部

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12月12日放送、「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS)では、作家・野坂昭如氏の奔放な伝説を特集。

「火垂るの墓」で直木賞を受賞した野坂昭如氏は、9日、心不全のために亡くなった。85歳だった。反戦への思いを貫く一方で、型破りな人柄でマルチな活躍を見せてくれた。作詞した「おもちゃのチャチャチャ」はレコード大賞童謡賞を受賞した。1983年には参議院議員に初当選して、金権政治を批判した。衆院選には田中角栄元首相の選挙区から出馬して挑むも落選。

また、一昨年亡くなった戦友・大島渚氏の結婚30周年パーティにて、祝辞の順番を一番最後にされたことに腹を立て、感情を露わにして殴りかかり問題となった。

国鉄民営化の夜には酒に酔って生放送に出演し、司会やスタッフを慌てさせた伝説も持つ。アニメ「火垂るの墓」は、野坂氏の実体験を元に描かれている。

14歳で空襲にあい、終戦1週間後に妹を栄養失調で亡くした。反戦への原点は、その痛切な喪失体験が元となっている。2003年に脳梗塞で倒れた後も、反戦を訴え続けた。野坂氏の人柄がしのばれる。破天荒な性格で伝説も数多く作ったが、愛される作品を数多く残した伝説の作家となった。