いわき戦で決勝点を決めた蓮川。写真:永島裕基

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 11月3日、味の素スタジアムでの湘南ベルマーレ戦でFC東京は0-2と敗れた。22年ぶり民放地上波全国ネット中継の試合で痛恨の黒星を喫した他方で、FC東京から他クラブに期限付き移籍した“レンタル組”が躍動した。

 湘南戦の同日に開催されたJ1リーグ35節のサガン鳥栖対FC町田ゼルビア戦で寺山翼が渾身の決勝弾で鳥栖に白星をもたらすと、J2リーグ37節の清水エスパルス対いわきFC戦では蓮川壮大が清水優勝の決定打となるゴールを決めたのだ。

 ともにFC東京のアカデミー育ちである寺山と蓮川。いずれもFC東京のトップチームでレギュラーポジションを掴めず、レンタルという形で求めた新天地でこうした活躍ができたのは喜ばしいことだ。とりわけ、清水のJ2制覇を手繰り寄せたゴールを挙げたこの日の蓮川の働きは称賛に値しただろう。

 そんな中で、FC東京はホームの味スタで勝てなかった。湘南戦のスタメンを見ると、FC東京のアカデミー育ちは野澤大志ブランドン、岡哲平の2人だけ。この事実を踏まえたうえで、寺山や蓮川のこの日の活躍を考えると寂しい気持ちにもなる。
 
 さらに言えば、名古屋グランパスにレンタル中のDF徳元悠平(FC東京のアカデミー出身ではないが)は昨日のルヴァンカップ決勝・アルビレックス新潟戦で優勝に貢献している。

 皮肉な結果と言われても致し方ない部分があるだろうか。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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