ワールドカップ(W杯)招集の可能性に関するイタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督のコメントに、ローマFWフランチェスコ・トッティは満足している。だが、彼の立場は中間なままだ。この件に関して彼はいつもそうなのである。彼の考えは明白だ。

「今はローマのことだけを考えている。そして、春になって自分のフィジカルコンディションがどうなっているかを見よう。それから決めようじゃないか。とにかく、絶対にないということはないよ」

イメージの点では、トッティの代表入りに賛成の声が大きいことは言うまでもないだろう。必ずW杯のスターの一人となるはずだ。個人スポンサーのナイキとの次の2年契約からも、W杯のようなイベントへの参加はボーナスとなり得る。

フィジカルコンディションはどうだろう。83キロの人もうらやむ肉体を披露しており(夏のルディ・ガルシア監督の配慮やダイエットの成果である)、コンディションキープに問題はないはずだ。また、チームへの溶け込みも同様。ジャンルイジ・ブッフォン、ダニエレ・デ・ロッシ、アンドレア・ピルロといった重要なベテランたちは、トッティの復帰に好意的なはずだ。

チェーザレ・プランデッリ監督との関係も、マルチェッロ・リッピ監督との関係ほどではないが、良好だ。ただし、同監督が2012年4月にトリゴリアを訪れた際に、トッティの代表復帰が触れられもしなかったことは強調しておくべきだろう。

ポイントは別にある。まずは、今から引退に向けてトッティが進めようとしているフィジカルコンディションの調整だ。この点では、W杯はシーズン前の調整に影響することが確かだろう。しかも、ローマは欧州の舞台に復帰すれば、3つのコンペティションを戦うことになり、38歳を迎えるトッティにとっては疲労が増すだろう。また、大会中のトッティのマネジメントも明確にする必要がある。

いずれにしても、すべてはプランデッリ監督のマネジメント能力次第だ。