野田佳彦首相は、先日航空自衛隊の観閲式で日本の自衛隊はいかなる状況に陥っても「国家防衛の責務を履行」できる準備を整えておくように呼びかけた。中国網日本語版(チャイナネット)は25日、「忘戦論は野田首相の好戦的な機運を示すものだ」と報じた。以下は同記事より。

 野田氏が首相に就任して1カ月、初めて自衛隊に対して行った訓示で、野田首相は中国の古典から「天下雖安、忘戦必危」(天下が安泰でも、戦争を忘れるのは危険である)を引用し、自衛隊の軍備増強と戦争に対する備えの必要性を強調し、国家の危機に備えるべきであると述べた。野田氏が首相という立場でこのような意見を表明したことで、好戦的な機運の台頭を感じざるを得ない。

 「天下雖安、忘戦必危」というこの古典の名言は、中国古代の兵法「司馬法」の言葉で、天下が安泰でも、戦争を忘れるのは国家の危険であるという意味だ。この言葉からは、軍事的手段で国家事案を処理する準備が必要という暗黙の意味が読みとれる。これは当然の道理だろう。問題は、野田首相が果たして第2次大戦の日本の侵略によって深い傷を負った隣国の人民の気持ちをくみ取っているかどうかだ。実際、「天下雖安、忘戦必危」という名言の上には、「国雖大、好戦必亡」とある。すなわち国が大きくても、戦争を好めば必ず滅びるという意味だ。この上の句こそ、日本の首相が引用すべき言葉ではないか。

 これらの状況からわかるように、日本の対中防衛戦略はすでに構想段階から実装段階に進んでいる。野田首相の言葉は、中国人民に国家発展、軍事強化、そして「立ち遅れればたたかれる」という堅持すべき王道を再びはっきりと思い出させる。(編集担当:米原裕子)