英国人男性のダニエル・タメットさんは、円周率を小数点以下第2万2514けたまで暗記。数字に対する特異能力はそれだけでなく、「82×82×82×82は?」と聞かれれば、10秒間で「4521万2176」と暗算。さらに10カ国語をマスターするなど、通常では考えられない異能の持ち主だ。中国新聞社が報じた。

 タメットさんは1979年1月31日にロンドンで生まれた。現在31歳。タメットさんによると、1から1万までの数字はすべて、それぞれ独自の色や質感、形、情感を持っている。例えば97÷13という計算をする場合、まず螺旋(らせん)形の物体が見え、それが渦巻きのように動きながら落ちていき、最後に答えの数字が「見える」という。

 円周率の2万2514けた暗記は、2003年に実証。5時間9分をかけて、間違いなく唱えた。ヨーロッパ新記録だった。

 言語については、英語以外にフランス語、フィンランド語、ドイツ語、スペイン語、リトアニア語、エストニア語、アイスランド語をマスターした。アイスランド語は、わずか7日間で学び終えたという。それ以外にも、自ら「マンティー語」という、1000語以上の単語からなる言語を創造した。

 タメットさんは小学校時代、教科書に印刷された数字に「色がついていない」ことが不思議でならなかった。それを同級生に話したところ、「いじめ」にあった。いつも、教室を抜け出して、林の中に寝そべって木の葉を数えていたという。そのうち、家族以外の人との交流が難しくなり、自閉症との診断を受けた。

 しかし特殊能力の持ち主ということで注目を集めるようになった。自閉症も徐々に克服し、記憶術を伝授する会社を設立するなど、社会的に活躍するようになった。自分の経歴や病気克服の過程を描いた自伝も出版したという。メディアはタメットさんの能力に注目し、「本当にいたレインマン」などと紹介した。(編集担当:如月隼人)



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