インタビュー:辻詩音「怖いものを知った上で、それでも進む」
――19歳からハタチになって、心境的な変化はありますか?
辻:周りの人はみんな「19歳からハタチになっても全然変わらないよ」みたいに言うんですけど、私の中では、学校も行っていなかったので、唯一の区切りで、すごく変わった気がして。一個一個の出来事があっても、今まではどこかで「でも10代だし」みたいに開き直る部分があったんですけど、「もう二十歳なんだから」って、自分に言う言葉が変わってきた気がしますね。――4曲目の「Take me home (Album Ver.)」はファーストシングルのカップリングにもオリジナルが収録されていましたが、アルバム用に録り直したんですか?
辻:そうですね、ボーカルも録り直しました。実は、ファーストシングルとして「Take me home」を入れる時に、一緒にバンドバージョンのオケだけ録っていたんですよ。それで「どっちを入れよう?」って悩んだんです。ファーストシングルの時はアコギの方を入れたんですけど、私はこっちのバージョンがすごく好きで、その後もずっと聴いていたので、「これは絶対に入れたい!」と思って、今回入れさせてもらいました。――ファーストシングルの時に聴いてはいたんですけど、Album Ver.を聴いて改めて名曲だなと思いました。
辻:嬉しい!ありがとうございます(笑)。――前回、去年の10月に発売した4枚目のシングル「ほしいもの」が映画『わたし出すわ』の主題歌に起用されましたけど、この曲も映画のエンドロールに流れたら似合いそうだなと思って聴いていました。
辻:ねぇー!流して欲しいですよね(笑)。アコギだけの時は一人で殻にこもって「寂しい」って歌っている感じがしたんですけど、Album Ver.になることで、たくさん人がいるのに「寂しい」と言っている感じがしますね。――5曲目の「ポップコーンナイト」は、ポップコーンの弾ける雰囲気もあると思うんですけど、「ポップコーン」って個人的に映画館のイメージがあって。自分がイメージする理想のデートプランや想い出はありますか?
辻:したことがなかったので、もう無理なんですけど、制服デートに憧れていました。水族館が好きなので、公園とか、なるべく自然な感じがいいですね。人混みが嫌いなので、なるべく避けています(笑)。――6曲目の「Breathe With You」など、友達や好きになる人は、自分との共通点が多い方がいいのか、それとも自分には無いものを持っている人に魅力を感じるのか、どちらが近いですか?
辻:友達にしろ好きになる人にしろ、無いものを持っている人の方が多いと思います。――自分はどんなタイプだと自覚していますか?
辻:結構、感情の起伏が激しくて、面倒臭いというか、直球しか投げられない感じですね。でも、そうじゃない「えっ!そういう感じ?」っていう変化球みたいな感じの人を見ると、「あっ!すごいな」って思います(笑)。――自分と違うタイプの人とずっと一緒にいても合いますか?
辻:まぁ、合わないですよねー(笑)。でも、友達にしろ好きな人にしろ、それが尊敬になると大丈夫。「あっ!そこがいい」って思える気がします。