インタビュー:辻詩音「怖いものを知った上で、それでも進む」
――7曲目の「衝動ジェット」は、どんな時に作ったんですか?
辻:多分、真夜中に書いた気がします。デビュー前からライブとかで結構歌っていたんですけど、歌詞が今までと違うストーリーになっていて。すごく部屋の中に閉じこもって書いていたので、「ここから抜けだしたい」とか「ここから誰かに連れて行って欲しい」みたいな気分になっていて。自分の中の助けというか、主人公の空想みたいな、現実逃避という感じなんですよね。衝動で動くことによって、その後の人生がパッとその瞬間に変わることがあるので。――どちらかと言うと、自分の中の色々な感情ととことん向き合うようなイメージを抱いていたので、頭より体が先に動くような曲は意外だったんですよね。でも、スピード感のある曲なので、ライブで聴いてみたいですね。
辻:うん、ライブ栄えする曲だと思います。――車やバイクに興味は無いですか?
辻:周りの人に「絶対にぶつける、事故る」って、すごく反対されるの。自分の中でも、ガンガンぶつけそうなイメージがあって。それでも気にしないで走りそうなので、1番怖いタイプだと思いますね。みんなの意見もすごくよく分かるので、取らないようにしています(笑)。――「衝動ジェット」は赤いイメージですが、9曲目の「カラフル」は1番最初に見させてもらった歌詞と最終的に大分変わりましたね。
辻:この曲って最初にメロディーから出来ていて、作った時が多分15、16歳ぐらいだったんですけど、そこからずっと歌詞を変えたいと思っていて、アルバムが近くなって変えたので。――割と恋愛色が強かったのが、まさにカラフルな夢を感じさせる曲になったと思ってたので。
辻:そうなんですよね。結構、他の曲も「夢」がテーマになりつつあったので、そういうことについて歌いたいと思って、最後の方に歌詞を直して。バイトをしていた時のことというか、色々と1日にお皿を11枚割ったりしてすごく怒られたりしたんですけど、音楽というやりたいことがあったから、本当にやりたいことはこれじゃないと思っていて、怒られても耳に入らなくて(笑)。バイト中も夢を見ながら頑張っていたので、それを歌おうかなと思って書きました。――以前、好きな色はショッキングピンクと話されてましたが、その後変わりはないですか?
辻:今も好きですね。あとはパステルカラーだったり、すごく疲れている時ってダークな色しか見たくなかったり、気分によって変わるんですけど、そういう意味で「カラフル」という。どっちつかずの色がダメというか、何事も白か黒か?みたいな考え方をしてしまうので。普段着る分にはいいんですけど、灰色とか好きとは言えない色ですね。――優柔不断な人は苦手ですか?
辻:私自身も答えを出すまですごく悩むんですけど、ただ答えが出ないままずっといくのが嫌で。「今日中にこれは決めたい」みたいに答えを求めてしまう所があるので。ハッキリと答えが出ないと、どちらかじゃないと嫌みたいな(笑)。