(CNN)米国のバンス副大統領は22日、イランとの恒久的な戦闘終結の模索に重点を置いた協議を終え、スイスを離れた。21日に行われた米国とイランの協議については「非常に良い1日」だったと総括している。

出発に先立ちバンス氏は、イランが核査察官の受け入れに合意したとし、これをイランの「恒久的な非核化」に向けた「第一歩」と評した。一方のイランは査察をめぐる新たな約束はしていないとし、国営イラン通信(IRNA)は、18時間に及ぶ協議で核問題については協議していないと報じた。

米財務省は22日、イラン産原油の販売を60日間認める免除措置を発表した。イランは8月21日午前0時1分まで米国を含む世界のほぼすべての国に対し、制裁を受けることなく原油を販売・引き渡しできる。

この発表の前にバンス氏はイラン資産の凍結解除に向けた構想を説明していた。この構想では、イランがその資金で購入できるものについて米国が承認権を持つ。

その他の知っておくべき状況は以下の通り。

レバノンで残る課題:親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルの間で発生したレバノン南部での攻撃について、バンス氏は協議が「進行中」だと述べた。イスラエルの情報筋によると、イスラエルは同地の小規模な地域からの「象徴的な」撤退を発表することを検討しているという。

米国がレバノン停戦を監視:イスラエルとヒズボラがレバノンでの停戦違反を繰り返すことで米イラン間の交渉を頓挫させる恐れがあることから、米国は米中央軍を通じた「監視機構」を設置した。米当局者が22日に明らかにした。

中東での協議:ルビオ米国務長官は23日から25日までアラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、バーレーンを訪問し、「イランとの覚書を含む地域の幅広い優先課題」について協議する。カタールのムハンマド首相によると、イランも米国との協議の次の段階で、地域安全保障について湾岸諸国と協議する見通し。