「パパに新しいとか古いってあるの?」本当の父親に会いたいという娘の一言から始まる新たな波乱。ステップファミリーの苦悩と葛藤を描いたシリーズ第6作!【書評】

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『離婚まで100日のプリン 6 本当のパパは誰?』(きなこす/KADOKAWA)は、離婚と再婚を経たプリ子が、新しい家族の中で再び大きな問題に直面する「離婚まで100日プリン」シリーズのステップファミリー編である。
プリ子はモラハラ夫のプリ彦と離婚し、幼馴染のケイキと再婚。息子も生まれ、家族4人での幸せな暮らしを手に入れたはずだった。しかし、長女・プリ美がケイキは血の繋がった父親ではないと知ってしまったことにより、この家族の平穏が大きく揺らぎ始める。昼ドラ級のドロドロした人間関係や修羅場をこれでもかと詰め込むシリーズとして、本作も期待を裏切らない展開が待ち受けている。
本作が描くのはそんな元夫の存在に対する妻の苦悩と、「本当の父親」とはいったい何なのかという問いかけだ。血の繋がりなのか、日々をともに過ごすことなのか。プリ美にとっての「本当」と、プリ子が守りたい「やっと手に入れた幸せ」がぶつかり、ステップファミリーならではの難しさが浮かび上がってくる。
さらに、夫・ケイキに怪しい女性の影がちらつき始める。離婚し、再婚してハッピーエンドとはならず、再婚後の幸せも決して盤石ではない状況が続くのだ。子連れ再婚妻は過去と血縁に揺さぶられながら、新しい家族と幸せを作り上げることはできるのか。怒涛の展開を楽しんでほしい。
文=レム・イケダ
