北中米W杯グループリーグ第2戦・チュニジア戦に向けた前日練習前に日本代表DF伊藤洋輝(バイエルン)が報道陣の取材に応じ、「初戦で勝ち点1を取ったけど、この2戦目で負けると厳しい状況になるので、勝てるように頑張ります」と意気込んだ。

 チームは試合2日前の現地時間18日にベースキャンプ地のナッシュビルからメキシコ・モンテレイ入り。今月上旬に事前キャンプを張った地に約10日ぶりに戻ってきた形となったが、この2日間は当時とは比較にならないほどの猛暑。前日練習前には激しい雷雨にも見舞われ、交通渋滞で練習開始時刻が遅れる影響も出た。

「昨日、空港に降りたときもそうだけど、すごく暑かった。今は雨も降って、これを涼しいと感じられている部分はポジティブだと思う」。練習が行われた時間帯は雨脚も弱まり、過ごしやすい気候になっていた。チュニジア戦も現地時間午後10時キックオフ。時間は遅いが、暑さという面での影響は抑えられそうだ。

 チュニジアの印象について伊藤は「サイズのある選手が多い。引いてカウンターが彼らの一番の武器だと思うので、そこを注意してやっていきたい」と指摘。「セカンドボールを拾うためのポジションを取ることも大事だし、時にマンツーマンで守ることもあると思うので、しっかり対応したい」とリスクマネジメントの意識も高めている。

 前回のカタールW杯は初戦でドイツに2-1の逆転勝利を飾りながら、2戦目でコスタリカに0-1で敗戦。引いて守る相手を攻めあぐね、終盤に失点した4年前の試合に伊藤も後半開始から途中出場していた。

「4年前とは相手も違うし、会場も違うし、すべてが違う」としながらも、「これまでも引いた相手に苦戦してきたことはある。前半に点を取れなくてもストレスをためないように、落ち着いてプレーしていけば、後半はどんどんスペースも空いてくると思う。そこで仕留められるようにしたい」と力説。日本が過去に出場したW杯7大会で2戦目は1勝3分3敗という“鬼門”だが、「W杯に簡単な試合はない。しっかり勝てるように頑張ります」と誓った。

(取材・文 西山紘平)